小学生のタブレット学習(算数)の選び方|教材の種類・費用の形・お試しで見ること

小学生のタブレット学習(算数)の選び方|教材の種類・費用の形・お試しで見ること

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タブレットで算数を学ぶ教材は、見た目が似ていても、扱う範囲、料金の決まり方、保護者に見える情報がかなり違います。「楽しそうだから」で選ぶと、思ったより費用がかかったり、数か月で開かなくなったりすることもあります。この記事では、タブレット教材の種類、費用の形、子どもに合うかを見るポイント、RISU算数の公式情報、お試し期間に確かめることを、マナモン塾のスタッフが保護者の目線で整理しました。

タブレットの算数教材とは?紙のドリルとの違い

タブレットで学習する小学生
Photo by Ryan Delfin on Pexels

タブレットの算数教材は、画面に出る問題にタッチペンや指で答え、その場で丸つけと解説が出る学び方です。紙のドリルとの大きな違いは、子どもの答えに合わせて次の問題が変わることと、保護者が丸つけをしなくてよいことです。

間違えた問題を時間をおいてもう一度出す、苦手な単元に戻る、といった調整を教材が自動でしてくれるものも多く、家庭で見てあげる時間が少ない場合に助けになります。一方で、筆算の途中の式や図をていねいに書く練習は、紙のほうが向いています。計算の書き方を身につけたい時期は、紙のドリルと組み合わせると安心です。

タブレット教材は3つの種類に分かれます

タブレット教材は、端末と扱う教科の組み合わせで大きく3つに分かれます。

比べる点算数専用のタブレット型全教科のタブレット型手持ちの端末のアプリ型
扱う範囲算数だけを深く国語・算数など複数教科アプリによって違う
端末教材会社のタブレットが届く教材会社のタブレットが届く家のタブレットやスマートフォン
進め方学年をこえて先へも戻りも学年の単元に沿うことが多いアプリによって違う
費用の形年額や進み具合で決まる型など月額固定が多い無料〜月額まで幅がある
気をつけたいこと他の教科は別に考える1教科あたりの量動画や遊びアプリへの寄り道

算数専用のタブレット型

算数だけを扱う専用のタブレットが届く形です。学年にとらわれず、得意な子は先の単元へ、苦手な子は前の学年の単元へ戻って進められるものがあります。他の教科は別に考える必要があります。

全教科のタブレット型

国語・算数・理科・社会など、複数の教科を1台で学べる形です。学校の授業に合わせて進むものが多く、毎日の予習・復習に使いやすいのが特徴です。教科が多いぶん、算数1教科あたりの問題の量や深さは教材ごとに確かめる必要があります。

手持ちの端末にアプリを入れる型

家にあるタブレットやスマートフォンに学習アプリを入れる形です。費用を抑えやすい一方、同じ端末で動画やゲームも見られるため、学習中に寄り道しない約束づくりが欠かせません。

費用の形を先に知っておく

タブレット教材の費用は、「月いくら」だけでは比べられません。料金の決まり方と、月額以外にかかるお金を合わせて見ることが大切です。

月額が固定の型

毎月決まった金額を払う形です。予算が立てやすい反面、あまり使わなかった月も同じ金額がかかります。一括払いで割安になる代わりに、途中でやめたときの返金の扱いが決まっていることが多いので、確認しておきます。

基本料と進んだ分の利用料を足す型

年額などの基本料に加えて、学習が進んだ量に応じた利用料がかかる形です。ゆっくり進めると安く、どんどん先取りすると高くなります。自分の子がどのくらいのペースで進みそうかを考えて、1年の合計を見積もることが大切です。

端末代・保証・解約の条件

専用タブレット型では、端末の代金や保証の加入料、壊したときの交換費用がかかることがあります。また、年単位の契約で自動更新されるもの、途中解約で残りの期間分が返金されないものもあります。申し込む前に、止め方と止めたときのお金を確かめておくと安心です。

子どもに合うかを見る3つのポイント

自宅の机で算数のプリントを解く小学生
Photo by Jena Backus on Pexels

同じ教材でも、合う子と合わない子がいます。次の3つを考えると、選ぶ教材が絞りやすくなります。

先へ進みたいか、前に戻りたいか

算数が得意で学年より先を学びたい子と、前の学年の単元でつまずいている子とでは、合う教材が違います。学年をこえて進める・戻れる教材か、学年の単元に沿って進む教材かを確かめてください。

1回の学習の長さと区切り

1回10分ほどで区切りがつく教材は、毎日の習慣にしやすくなります。1つの単元が長すぎると、途中で集中が切れやすくなります。体験やお試しのときに、1回でどこまで進むかを見ておきます。

保護者に何が見えるか

どの単元をどれだけ解いたか、どこで間違えたかが、保護者用の画面やメールで見えるかどうかも大切です。見える情報が多いほど、「今日はここを頑張ったね」と具体的に声をかけやすくなります。

RISU算数を公式情報で見る

子どもの学習を見守る保護者
Photo by RDNE Stock project on Pexels

算数専用のタブレット型の一つである RISU算数 について、公式サイトの情報(2026年10月確認時点)をもとに整理します。他の教材と比べるときの物差しとしてもお使いください。

学び方と見守りの仕組み

RISU算数は、RISU Japanが提供する算数専用のタブレット教材です。小学校の算数の範囲を低学年・高学年あわせて94のステージに分け、1つのステージにおよそ75〜100問が入っています。最初に実力テストを受けてから始め、各ステージの最後にある達成テストで60点以上をとるとクリアになります。忘れかけたころの問題と間違いが多かった問題を組み合わせた復習が自動で出題され、大学生のスタッフが学習の記録を見て、メールや解説動画でフォローする仕組みです(子どもへの直接の授業ではないと案内されています)。使うには家庭の無線LAN(Wi-Fi)が必要です。

料金の仕組み

料金(税込)は、年額一括の基本料35,376円と、入会時に必須のタブレット保険(安心サポート)の加入料3,300円に、学習の進み具合に応じた月々の利用料を足す形です。利用料は、始めてからクリアしたステージ数を利用した月数で割った「月平均のクリアステージ数」で決まり、最初の実力テストで解けたステージや復習は数えません。

月平均のクリアステージ数月の利用料(税込)
1.0未満0円
1.0以上〜1.3未満1,408円
1.3以上〜1.5未満2,178円
1.5以上〜2.0未満3,828円
2.0以上〜2.5未満6,028円
2.5以上〜3.0未満7,678円
3.0以上8,778円(上限)

契約は1年ごとの自動更新で、止める場合は契約終了日の30日前までの申し出が必要です。途中解約は申し込んだ月の翌月末で終わり、解約手数料はかかりませんが、残りの期間の基本料は返金されません。解約後にタブレットを返す必要はありません。なお、タブレット教材の通信販売のためクーリングオフの対象外とされています。

お試しの条件

お試し申し込みでは、タブレットが届いて全サービスを体験でき、発送日の3日後から7日間がお試し期間です。満足できなければ返品でき、その場合は送料・保険料として1,980円(税込)がかかります。続ける場合は、お試し期間の料金と送料はかかりません。お試し中にどれだけ進んでも、その後の利用料の計算に入るのは最大1ステージ分までとされています。条件は変わることがあるため、申し込みページで最新の内容をご確認ください。

お試し期間で見ること

お試しの1週間は短いので、見るところを決めておくと判断しやすくなります。

ステップ1|最初の実力テストの結果を見ます

実力テストで、どの学年のどの単元から始まるかが分かります。学年より前から始まる場合は、つまずいている単元が見つかったということです。保護者がふだん気づいていなかった苦手が分かるだけでも、お試しの価値があります。

ステップ2|自分から開いた日を数えます

1週間のうち、声をかけなくても子どもが自分から開いた日が何日あったかを数えてください。最初の数日は物珍しさで開くので、後半の日数のほうが続けやすさの目安になります。

ステップ3|間違えたあとの様子を見ます

間違えたときに解説を見て解き直せるか、嫌になってやめてしまうかを見ます。間違いが続いて機嫌が悪くなる場合は、始めるレベルを下げられるか、問い合わせて確かめると安心です。

ステップ4|続けた場合の1年の費用を計算します

お試し中の進み方から、月にどのくらいのステージを進めそうかを考え、基本料と利用料を合わせた1年の費用を見積もります。返品するかどうかは、この金額と子どもの様子を合わせて判断してください。

向く子・向かない子

机で鉛筆を持って考える子ども
Photo by Mikhail Nilov on Pexels

タブレット教材は便利ですが、すべての子に合うわけではありません。

向きやすい子

自分のペースで黙々と進めるのが好きな子、得意な算数をどんどん先へ進めたい子、反対に前の学年の単元からやり直したい子には合いやすい学び方です。保護者が丸つけをする時間を取りにくい家庭にも向いています。

向かない子・時期をずらしたほうがいい家庭

  • 画面を見ると動画やゲームを見たくなり、学習に切りかえにくい子
  • 筆算や図を紙にていねいに書く練習を優先したい時期の子
  • 先生や友達とやりとりしながらのほうが頑張れる子
  • 年単位の契約や費用の見通しが、今の家計の予定に合わない家庭

こうした場合は、紙のドリルや、先生とやりとりできる学び方から始めるのも一つの選択です。

よくある質問

Q. 何年生から始めるのがいいですか?

A. 学年よりも、子どもが1人で画面の指示を読んで操作できるかが目安です。低学年なら、最初の数日は保護者がそばで操作を見てあげると安心です。教材ごとの対象は公式サイトでご確認ください。

Q. 学校のタブレットで代わりになりませんか?

A. 学校で配られたタブレットにも学習アプリが入っていることがありますが、使える内容や家での使い方のルールは学校ごとに違います。家庭学習の主な教材にするなら、先へ進めるか、前に戻れるかなど、必要な機能があるかを確かめてください。

Q. 目への負担が心配です。

A. 時間を決めて使い、1回ごとに目を休めることが大切です。画面に顔を近づけすぎない、明るい部屋で使うなど、家庭でできる工夫もあります。1日の使用時間の目安を家族で決めておきましょう。

Q. 紙のドリルとは併用したほうがいいですか?

A. 計算の書き方や図をかく練習は紙のほうが向いているため、併用するとバランスがとれます。タブレットで間違えた単元を、紙のドリルで書いて確かめる使い方もおすすめです。

Q. 先取りをすると費用が高くなるのはなぜですか?

A. 進んだ量に応じて利用料がかかる教材では、たくさん進むほど料金が上がります。その代わり、ゆっくり進む月は安くなります。先取りさせたい場合は、上限額を確かめたうえで1年の合計を見積もってください。

Q. 途中でやめたくなったらどうなりますか?

A. 年単位の契約では、途中でやめても残りの期間の料金が返金されないことがあります。お試し期間のうちに続けるかを判断し、契約後は更新日の前に家族で続けるかを話し合う日を決めておくと安心です。

タブレットの算数教材は、子どもの進み方に合わせられる一方で、料金の決まり方や契約の条件が教材ごとに違います。種類と費用の形を知ったうえで、お試しの1週間で子どもの様子を見て選んでください。毎日10分でも「解けた」が積み重なると、算数への自信につながります。

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