中学生のSNSの年齢制限と非公開設定|Instagram・TikTok・X

中学生のSNSの年齢制限と非公開設定|Instagram・TikTok・X

中学生のSNSは、Instagram・TikTok・Xとも13歳から登録できます。ただ、年齢で使えるかどうかより大事なのは、登録したあとに「誰に見られるか」を親子で確かめておくことです。

InstagramとTikTokは、16歳未満なら最初から非公開のアカウントになる仕組みがあります。Xにはこうした10代向けの初期設定がなく、自分で非公開に切り替える必要があります。この記事では、2026年10月時点の各社の公式情報をもとに、年齢制限と10代向けの設定、非公開アカウントの限界、家庭で決めておきたいことをまとめます。

Instagram・TikTok・Xの利用年齢と、10代の初期設定を並べた比較表
3つのSNSの年齢制限と10代向けの初期設定
目次

中学生のSNSの年齢制限は13歳から

結論として、3つのSNSはどれも13歳以上でないと登録できません。中1の4月はまだ12歳の子もいるので、誕生日を過ぎてから登録する、と決めておくとわかりやすくなります。

各社が決めている利用年齢

サービス登録できる年齢10代向けの特別な初期設定
Instagram13歳以上13〜17歳は「ティーンアカウント」になる
TikTok13歳以上16歳未満は非公開が初期設定、メッセージも使えない
X13歳以上特別な初期設定はなく、投稿は最初から公開

出典:Meta「Instagramのティーンアカウントを導入」、TikTok「保護者向けガイド」、Xヘルプセンター「保護者の同意について」

年齢をごまかして登録しない

登録のときに生年月日を入れます。早く使いたくて年齢を上に入れてしまうと、10代向けの守りの設定が働きません。TikTokの保護者向けガイドでも、正確な年齢を登録するよう案内しています。Xでは、年齢の条件に合わないと判断されたアカウントはロックされることがあります。

登録は子ども任せにせず、生年月日を入れる場面だけでも親がそばにいると安心です。

Instagramのティーンアカウントでできること

Instagramは、13〜17歳の利用者を自動的に「ティーンアカウント」にします。日本でも2025年から使えるようになりました。16歳未満の子が設定をゆるめるには、保護者の許可が必要です。

最初から入っている守りの設定

Metaの発表では、ティーンアカウントには次の設定が最初から入っています。

  • アカウントは非公開。新しいフォロワーは、本人が承認しないとフォローできない
  • メッセージは、フォローしている相手か、すでにつながっている相手からだけ受け取る
  • 不適切なコンテンツの表示は、いちばん厳しい設定
  • 1日の利用が60分をこえると、アプリを閉じるよう知らせが出る
  • 午後10時から午前7時は「スリープモード」になり、通知が止まる

保護者が使える見守りの機能

親のアカウントと子どものアカウントをつなぐと、過去7日間にメッセージを送った相手(中身ではなく相手)の確認、1日の利用時間の上限、使えない時間帯の設定、よく見ているテーマの確認ができます。

出典:Meta「Instagramのティーンアカウントを導入」。機能の名前や細かな内容は変わることがあるため、使う前にアプリ内の表示を確かめてください。

TikTokの16歳未満の初期設定

TikTokは、16歳未満と16歳以上で使える機能が分かれています。中学生の多くは16歳未満なので、守りの強い設定から始まります。

16歳未満は非公開でメッセージも使えない

福井県が保護者向けにまとめた資料では、16歳未満のTikTokアカウントは、初期設定で非公開になり、承認した人だけがフォローや動画の視聴をできること、DM(ダイレクトメッセージ)の送受信ができないことが紹介されています。

出典:福井県「令和6年度 インターネット安全・安心通信 保護者向け 第2号」

気をつけたいのは、16歳の誕生日を過ぎたときです。中3の途中や高1で16歳になると、使える機能が増えます。誕生日の前に「16歳になったら何を変えるか、変えないか」を親子で話しておくと、急に公開にしてしまうことを防げます。

ファミリーペアリングで親子の設定をつなぐ

TikTokには、親のアカウントと子どものアカウントをつなぐ「ファミリーペアリング」があります。公式の保護者向けガイドでは、次のことができると説明しています。

  • 1日の視聴時間の上限を決める(上限のあとも見るには、保護者のパスコードが要る)
  • 使えない曜日と時間帯を決める
  • コメントできる人や、メッセージを送れる人を決める
  • フォロー・フォロワー・ブロックした相手を確認する

出典:TikTok「保護者向けガイド」

Xは自分で非公開にする

Xには、InstagramやTikTokのような10代向けの初期設定はありません。登録したときは投稿が公開されているので、中学生が使うなら、最初に非公開へ切り替えるかどうかを決めます。

「ポストを非公開にする」の意味

Xのヘルプでは、投稿は初期設定で公開されていて、アカウントの設定で「ポストを非公開にする」を選べると案内しています。非公開にすると、フォローしたい人からリクエストが届き、本人が承認した人だけが投稿を見られます。

出典:Xヘルプセンター「公開ポストと非公開ポストについて」

プロフィールは非公開でも見える

非公開にしても、名前・アイコン・自己紹介などのプロフィールは、フォロワー以外にも見えることがあります。名前に本名、自己紹介に学校名や部活名を書かないようにしておきましょう。

非公開アカウントでも守れないこと

非公開は「知らない人に投稿を見られにくくする」設定で、投稿が外に出ない仕組みではありません。ここを親子で知っておくと、投稿の前に一度立ち止まれます。

非公開アカウントで防げることと、防げないことを左右に分けた図
非公開でも防げないこと

フォロワーはスクリーンショットで残せる

Xのヘルプでも、フォロワーは非公開の投稿を画像にしたり共有したりできると書かれています。InstagramやTikTokでも同じで、承認したフォロワーが画面を保存すれば、その画像は別の場所に広がることがあります。

承認した相手が本当に知り合いとは限らない

非公開でも、知らない人のリクエストを承認すれば、その人は投稿を見られます。友だちの友だち、同じ趣味の人、見たことのあるアイコンなど、「なんとなく」で承認しないことが大切です。

非公開で防げること非公開でも防げないこと
知らない人が投稿を自由に見るフォロワーによるスクリーンショット・共有
検索から投稿を見つけられる承認した相手が知らない人だった場合
知らない人からのフォロープロフィールに書いた情報が見られる
投稿が広く拡散される友だちの投稿に自分が写り込む

親子で決めておきたいSNSの約束

設定と同じくらい大事なのが、家庭の約束です。最初は親が多めに見て、守れていれば少しずつ任せる形にすると、子どもも納得しやすくなります。

登録の前に決める3つのこと

  1. どのSNSを使うか(友だちと連絡する、好きなものを見るなど、目的といっしょに)
  2. 非公開にするか、フォローを承認するのは「実際に会ったことのある人」だけにするか
  3. 困ったときに、怒られずに親に話せること

3つめは特に大事です。「話したらスマホを取り上げられる」と思うと、子どもは困っても隠してしまいます。

投稿する前の確認

  • 顔・制服・名札・家の近くの景色が写っていないか
  • 友だちが写っているなら、その友だちに載せてよいか聞いたか
  • 怒っているときや夜遅くに書いていないか

写真から住んでいる場所がわかる仕組みは、別の機会にくわしくまとめる予定です。ここでは「写っているものを1回見直す」習慣だけで十分です。

学年別の任せ方の例

中1・中2・中3と学年が上がるにつれて、親が見る範囲を減らし本人に任せる範囲を広げる例
学年に合わせたSNSの任せ方
学年設定親とのかかわり方
中1非公開。見守り機能をつなぐフォローを承認する前に、相手を一緒に確かめる
中2非公開を続ける月に1回、フォロワーと設定を一緒に見直す
中3本人と相談して決める受験期は利用時間を本人と決め直す

上の表は、考え方を説明するための例です。子どもの性格や使い方に合わせて変えてください。

部活やテスト前の使い方の目安

SNSの困りごとは、時間の使い方から始まることも多くあります。通知が鳴るたびに見てしまうと、勉強の時間も睡眠も少しずつ減っていきます。

普段の日とテスト前で分ける

場面使い方の例
部活がある日夕食後に20分。夜10時からは通知を止める
部活がない日宿題が終わってから30分
テスト2週間前平日は見る時間を夜の15分だけにする
テスト前日アプリを開かない日にする

上の表は説明用の例です。InstagramのスリープモードやTikTokのファミリーペアリングの時間設定と組み合わせると、言わなくても止まる仕組みにできます。

夜は寝室に持ち込まない

夜にスマホを寝室に置かない、という約束は、SNSのトラブルと睡眠不足の両方を減らします。充電する場所をリビングに決めておくと、守りやすくなります。

勉強の時間をどう作るかは、中学生のやる気を引き出す方法もあわせてご覧ください。

つまずきやすい場面と対処

設定をしても、使っているうちに困ることは出てきます。よくある場面と、親ができることをまとめます。

知らない人からフォローのリクエストが来た

承認しないのが基本です。どのSNSにも、相手をブロックしたり運営に報告したりする機能があります。しつこい場合は、子どもが1人で抱えずに親に見せてくれるよう、前もって話しておきましょう。

友だちに「公開にしないの?」と言われた

フォロワーを増やすために公開にしたくなる時期があります。頭ごなしに止めるより、「公開にすると誰が見られるようになるか」を一緒に確かめ、続けるなら学年が上がってから見直す、と期限を決めて話すと受け止めやすくなります。

設定が知らないうちに変わっていた

アプリの更新で、設定の画面や名前が変わることがあります。月に1回、親子で設定を開いて見直す日を決めておくと、変化に気づけます。

よくある質問

中学生にSNSを使わせても大丈夫ですか

13歳以上なら各社の規約では登録できます。使わせるかどうかは家庭で決めてかまいません。使うなら、非公開から始める、承認するのは会ったことのある人だけ、困ったら話す、の3つを先に約束しておくと安心です。

12歳のうちに登録してしまっていたら?

3つのSNSとも13歳未満は使えません。13歳になってから正しい生年月日で登録し直すのが基本です。Xでは、13歳になる前に作ったアカウントを復活させる手続きが案内されています。

非公開にすれば安全ですか

知らない人に投稿を見られにくくなりますが、フォロワーが画面を保存して広げることは防げません。「フォロワー以外にも見られるかもしれない」と考えて投稿するよう伝えてください。

子どもが見守り機能をいやがります

最初に「ずっと見るわけではない」と期限を伝えると、受け入れやすくなります。中1は見守り、中2で一部を任せる、のように段階を決め、守れていれば任せる範囲を広げましょう。

複数のアカウントを作っていました

友だちだけの裏アカウントを作る中学生もいます。それ自体を責めるより、どのアカウントも非公開にしているか、知らない人を承認していないかを一緒に確かめるほうが、話が進みやすくなります。

設定の画面が記事と違います

SNSのアプリは頻繁に更新され、メニューの名前や場所が変わります。この記事は2026年10月時点の公式情報をもとにしています。アプリ内のヘルプや各社の公式ページで、最新の表示を確かめてください。

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