ゲーム機の見守り設定|Switch・PS5で時間と購入とやり取りを決める

ゲーム機の見守り設定|Switch・PS5で時間と購入とやり取りを決める

ゲーム機の見守り設定は、「遊ぶ時間」「購入」「ほかのプレイヤーとのやり取り」の3つを決めておくと、よくあるトラブルの多くを防ぎやすくなります。Nintendo SwitchもPlayStationも、保護者のスマホやWebサイトから設定でき、Switchの見守りアプリは無料で使えます。

ただし、設定する場所が機能ごとに分かれていたり、親のユーザーで買い物ができてしまったりと、つまずきやすい点もあります。この記事では、2026年10月時点の任天堂とソニーの公式の案内をもとに、設定の場所と手順、気をつけたい点、中学生の家庭での決め方を紹介します。

目次

見守り設定で決められる3つのこと

結論から言うと、どちらのゲーム機も「時間」「購入」「やり取り」の3つを保護者が決められます。ただ、設定する場所が違うので、先に全体を見ておきましょう。

決めることNintendo Switch 2・Nintendo SwitchPlayStation 5
遊ぶ時間スマホアプリ「Nintendo みまもり Switch」PS5本体、PlayStation Familyアプリ、Webの「アカウント管理」
購入ニンテンドーアカウントのWebサイトの「購入制限」「利用限度額(月額)」
やり取りみまもりSwitchアプリの「コミュニケーションの制限」、Switch 2はゲームチャットの見守りペアレンタルコントロールの「他のプレーヤーとのコミュニケーションの制限」

出典:任天堂「Nintendo みまもり Switch」、任天堂サポート「みまもり設定(保護者による使用制限)」、PlayStation「PlayStation Safety(保護者向け)」

Nintendo SwitchとPlayStation 5で、遊ぶ時間・購入・やり取りをそれぞれどこで設定するかを並べた比較図
ゲーム機ごとの設定の場所

Nintendo Switchの時間とやり取りの設定

Nintendo Switch 2とNintendo Switchでは、保護者のスマホに入れる無料アプリ「Nintendo みまもり Switch」で、遊ぶ時間ややり取りを見守ります。保護者は18歳以上のニンテンドーアカウントが必要で、最大2名の保護者が使えます。

ステップ1 保護者のニンテンドーアカウントを用意する

任天堂サポートでは、まず保護者のニンテンドーアカウントを用意するよう案内しています。18歳未満のアカウントは保護者として使えません。

ステップ2 子どものアカウントを用意して、本体のユーザーに連携する

保護者のアカウントから子どもアカウントを作り、子どもが使う本体のユーザーに連携します。任天堂サポートでは、子どもアカウントは12歳以下向けと説明されています。中学生ですでに一般のニンテンドーアカウントを持っている場合は、保護者が招待メールを送り、子どもが承諾したうえで「みまもり対象」に設定します。

出典:任天堂サポート「ニンテンドーeショップの購入制限」

ステップ3 アプリでプレイ時間を決める

みまもりSwitchアプリで、1日に遊ぶ約束の時間を決めます。時間を過ぎるとアラームで知らせ、「時間になったらソフトを中断する」をONにすると、自動でプレイを止めます。中学生なら、最初は中断をOFFにしてアラームだけで様子を見て、守れない日が続いたら話し合ってONにする、という順番もあります。

ステップ4 年齢とやり取りの制限を決める

アプリでは、CEROの年齢区分に合わせて遊べるソフトを決められます。また、メッセージや画像の交換などのコミュニケーションを制限でき、ソフトごとに制限することもできます。公式の案内では、この制限はゲームチャットとNintendo Switch App のボイスチャットには適用されないと説明されています。

Switch 2のゲームチャットの見守り

Nintendo Switch 2のゲームチャットは、遊びながら友だちと声や映像で話せる機能です。みまもりSwitchアプリでは、保護者が事前に許可した相手とだけチャットできるように見守れ、ビデオ通話はそのつど保護者の許可が必要です。16歳未満、または「みまもり対象」の子どもは、ゲームチャットを使うのに保護者の許可が必要と説明されています。

出典:任天堂「Nintendo みまもり Switch」

Nintendo Switchの購入の設定

Switchの購入の制限は、みまもりSwitchアプリではなく、ニンテンドーアカウントのWebサイトで設定します。ここを見落とすと、時間は見守れていても買い物は止められていない、ということが起こります。

ステップ5 Webサイトで「購入制限」にチェックを入れる

任天堂サポートでは、保護者のアカウントでニンテンドーアカウントのサイトにログインし、「ファミリーグループ」から子どものアカウントを選び、「保護者による利用制限」の「購入制限」にチェックを入れて「変更を保存する」を選ぶ手順が案内されています。初期状態ではどの機能も制限されていないので、自分で設定する必要があります。

ステップ6 本体で「ニンテンドーeショップを使うとき」の確認をONにする

保護者による利用制限には、ニンテンドーeショップを開くこと自体を止める項目はありません。開くときにパスワードを求めるには、HOMEメニューで子どものユーザーを選び、「ユーザー設定」→「本人確認の設定」で、「確認する場所」の「ニンテンドーeショップを使うとき」をONにします。本体を家族で使っている場合は、保護者のユーザーでも同じ項目をONにします。OFFのままだと、子どもが保護者のユーザーでソフトを買えてしまいます。

購入制限で止められないもの

任天堂サポートでは、購入制限で止められないものとして次が挙げられています。

制限できるもの制限できないもの
残高を使ったダウンロードソフト、追加コンテンツ、ゲーム内アイテムなどの購入プリペイドカード(番号)による残高の追加
クレジットカードによる残高の追加無料ソフトや体験版のダウンロード
ダウンロードカード(番号)によるソフトの引き換え

出典:任天堂サポート「ニンテンドーeショップの購入制限」

無料ソフトのダウンロードは制限できませんが、そのソフトの中でのゲーム内アイテムの購入は制限できます。お店で買うプリペイドカードは制限の外にあるので、カードを買うときの約束も家庭で決めておきましょう。

PlayStation 5の見守り設定

PlayStationでは、保護者が「ファミリー管理者」になり、子どもごとにファミリーメンバー(子ども)のアカウントを作って管理します。設定はPS5本体、スマホのPlayStation Familyアプリ、Webサイトの「アカウント管理」から行えます。

保護者と子どものアカウントを作る

公式の保護者向けガイドでは、まず保護者のアカウントを作り、そのあと子どもごとにファミリーメンバー(子ども)のアカウントを作って、子どもの誕生日を入力する流れが案内されています。子どもに保護者のアカウントを使わせないようにしましょう。

あそぶ時間を決める

PS5本体では、「設定」→「ファミリーとペアレンタルコントロール」→「ファミリー管理」と進み、子どもを選んで「あそぶ時間の設定」を選びます。決めるのは次の3つです。

  1. あそぶ時間を制限する:「制限する」か「制限しない」
  2. あそぶ時間が終わったとき:「通知のみ」か「ログアウトする」
  3. あそぶ時間の長さと時間帯:毎日、または曜日ごとに決める

子どもは時間が終わる前の通知から、時間の追加を依頼できます。保護者のスマホに通知が届き、時間を変えるか断るかを選べます。

出典:PlayStation「PlayStationであそぶ時間を設定する方法」

利用限度額(月額)を確かめる

PS5本体の「ファミリー管理」から子どもを選び、「ペアレンタルコントロール」の「利用限度額(月額)」で、1か月に使える金額を決めます。公式の案内では、初期値は0円に設定されていて、子どもが買った場合も代金はファミリー管理者のウォレットから引き落とされると説明されています。金額を変えるときは、何に使うかを子どもと話してからにしましょう。

出典:PlayStation「PlayStationのペアレンタルコントロールを設定する方法」

ほかのプレイヤーとのやり取りを決める

保護者向けガイドでは、「他のプレーヤーとのコミュニケーションの制限」「他のプレーヤーが作成したコンテンツの閲覧制限」「ウェブブラウザへのアクセス制限」なども設定できると説明されています。知らない人とのボイスチャットやメッセージをどこまで許すかは、子どもが遊んでいるゲームを一緒に確かめてから決めましょう。

つまずきやすい点と対処

設定したつもりでも、思わぬところで制限が効いていないことがあります。よくある点をまとめました。

ゲーム機の見守り設定で見落としやすい5つの点を、確かめる場所と一緒に並べたチェックリスト
見守り設定の見落としチェック

子どものユーザーに保護者のアカウントがつながっている

任天堂サポートでは、子どもが使うユーザーに保護者のアカウントを連携すると、「保護者による利用制限」が使えなくなると注意しています。子どものユーザーには、子どものアカウントがつながっているかを確かめましょう。

家族共用の本体で、親のユーザーが使われる

制限は子どものユーザーにかかるので、親やきょうだいのユーザーで遊べば制限の外になります。親のユーザーにも本人確認を設定し、パスワードは子どもに見えないところで入力します。

時間の約束が守れないときは、設定より先に話す

時間の制限を強くしても、守れない理由が残っていると、別の方法を探すようになりがちです。友だちと遊ぶ約束の時間と合わない、ゲームの区切りがつかないなど、理由を聞いてから時間帯を見直しましょう。

中学生の家庭での決め方

中学生になると、友だちとオンラインで遊ぶ時間が増えます。全部を親が決めるのではなく、学年に合わせて少しずつ任せる形がおすすめです。

学年遊ぶ時間購入やり取り
中1平日・休日の時間を親子で決め、アラームで知らせる購入制限をかけ、買うときは相談知っている友だちとだけ
中2時間帯だけ決めて、配分は子どもに任せる月の上限を決めて、その中で任せる友だちの友だちと遊ぶときは相談
中3テスト前・受験期だけ一緒に見直す上限を続けるかを話し合う知らない人とのやり取りは引き続き相談

上の表は、考え方を説明するための例です。部活や塾の予定、遊んでいるゲームに合わせて変えてください。

テスト前は「やめる」より「時間帯を決める」

テスト前にゲームを完全に禁止すると、終わったあとに反動が出ることがあります。「テスト2週間前は夜20時まで」のように時間帯を決めるほうが、続けやすくなります。

よくある質問

見守り設定にお金はかかりますか

Nintendo みまもり Switchは無料のアプリです。PlayStationのファミリー管理やペアレンタルコントロールも、本体やWebサイト、PlayStation Familyアプリから設定できます。

みまもりSwitchアプリを使わずに、本体だけで設定できますか

任天堂の案内では、年齢に応じたゲームの制限、コミュニケーションの制限などは、アプリと連携せずに本体で設定できると説明されています。プレイ時間を毎日見守るには、アプリを使うのが便利です。

中学生でも子どもアカウントを使えますか

任天堂の子どもアカウントは12歳以下向けです。中学生で一般のニンテンドーアカウントを持っている場合は、保護者のファミリーグループに招待し、子どもが承諾したうえで「みまもり対象」に設定すると、見守りや購入制限ができます。

子どもが勝手にプリペイドカードを買って使っていました

任天堂の購入制限では、プリペイドカード(番号)による残高の追加は制限できません。カードを買うときは相談する、という約束を家庭で決めておきましょう。身に覚えのない高額な請求があったときは、ゲーム機の会社のサポート窓口や、消費生活センターに相談できます。

オンラインで知らない人と話すのが心配です

Switchのみまもりアプリや、PlayStationのペアレンタルコントロールで、ほかのプレイヤーとのやり取りを制限できます。設定に加えて、「知らない人から個人的な連絡が来たら話す」「名前や学校は教えない」といった約束を、子どもと一緒に決めておきましょう。

スマホのゲームアプリも同じように見守れますか

スマホのゲームアプリは、iPhoneならスクリーンタイム、Androidならファミリー リンクで時間や購入を管理します。ゲーム機とスマホで別々に時間を決めると、合計が長くなりがちなので、家全体で「1日にゲームは合わせて何時間」と決めておくと管理しやすくなります。

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