中高一貫校の勉強のつまずき 個別指導の選び方と比べ方

中高一貫校の勉強のつまずきと個別指導の選び方|先取り・中だるみ・内部進学で見るポイント

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中高一貫校に通う子の勉強のつまずきは、「授業が速い」「学校独自の教材とテストがある」「高校受験がない」という3つの事情が重なって起きることが多く、手助けを選ぶときも、この事情に合うかどうかで比べると失敗しにくくなります。公立中学校向けの塾の使い方が、そのまま合うとは限らないからです。この記事では、つまずきやすい理由、家庭で気づけるサイン、学校以外の手助けの比べ方、個別指導を選ぶ基準、公式サイトで確認できた中高一貫校専門の個別指導塾の情報、相談の受け方を、マナモン塾のスタッフが保護者の目線で整理しました。特定の学校の話ではなく、一般的な傾向としてお読みください。

目次

中高一貫校の勉強で、つまずきやすい理由

机に教科書を広げたまま考え込む中高生
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中学受験を乗り越えて入学した子でも、中1の後半から中2にかけて成績が下がり始めることは珍しくありません。理由は本人の努力不足だけではなく、学校の仕組みにもあります。

授業の進み方が速い(先取りのカリキュラム)

多くの中高一貫校では、6年間を見通したカリキュラムで、中学の内容を早めに終えて高校の内容に入ります。高校2年生ごろまでに大学受験に必要な範囲をおおむね終え、残りを受験の準備にあてる学校もあります。そのぶん1回の授業で進む量が多く、一度わからないところができると、次の単元にすぐ影響します。とくに積み上げの教科である数学と英語で差がつきやすい傾向があります。

学校独自の教材とテスト

教科書のほかに、学校が選んだ問題集や独自のプリントで授業が進むことがよくあります。定期テストもその教材から出るため、市販の問題集や公立中学校向けの対策だけでは、テストの範囲とずれてしまうことがあります。

高校受験がないことによる「中だるみ」

高校受験という区切りがないため、中2から中3にかけて目標を見失い、勉強の量が落ちる「中だるみ」が起きやすいといわれます。中学受験で毎日長い時間勉強していた反動で、勉強の習慣そのものが途切れてしまう子もいます。

内部進学や推薦の基準は、学校の成績で決まる

大学の付属校や、系列の大学に進む制度がある学校では、内部進学の資格が定期テストの成績や評定(通知表の成績)で決まることが多くあります。学校独自のテストや外部の検定試験の結果を基準に入れている学校もあります。中学のうちの成績が後から効いてくるので、早めに立て直すほど選べる道が広がります。基準は学校ごとに違うため、まずは学校の資料や説明会で確かめておきましょう。

つまずきのサインを家庭で見つける

中高生になると、成績のことを自分から話さなくなる子も増えます。点数だけでなく、次のようなところに目を向けると、早めに気づけます。

テストの点より「範囲の勉強が終わっているか」

定期テストの点数は、範囲の広さや問題の難しさで上下します。それよりも、テストの前に範囲の問題集を一通り終えられているかを見てください。終わらないままテストを迎えるようになったら、授業の速さに追いつけていないサインです。

提出物と小テストの様子

中高一貫校では、問題集の提出や単語の小テストがこまめにあることが多く、成績にも反映されます。提出が遅れがちになる、小テストの再テストが増える、といった変化は、定期テストより先に表れます。

自宅の机でノートとタブレットを使って勉強する生徒
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「わからない」と言えているか

学校の授業がわからなくても、それを言葉にできない子は少なくありません。「どこがわからないの?」と聞いて答えが返ってこないときは、どこからわからなくなったのかが本人にも見えていない状態です。この段階では、本人だけで立て直すのは難しくなります。

学校以外の手助け、5つの選択肢を比べる

つまずきに気づいたら、どこに手助けを頼むかを考えます。中高一貫校の事情に合うかという目線で、主な選択肢を表にしました。

選択肢学校の教材への対応進み方
学校の補習・質問学校の教材そのもの学校のペース
集団塾塾の教材が中心のことが多い塾のカリキュラム
個別指導塾持ち込みに対応する塾もある一人ひとりに合わせる
家庭教師家庭の希望に合わせやすい一人ひとりに合わせる
オンライン個別指導画面で教材を見せて対応一人ひとりに合わせる
選択肢質問のしやすさ向きやすい子
学校の補習・質問先生しだい自分から質問に行ける子
集団塾授業後に質問競い合うとがんばれる子
個別指導塾その場で聞けるわからないところがばらばらな子
家庭教師その場で聞ける家で落ち着いて学びたい子
オンライン個別指導画面越しで聞ける通う時間が取りにくい子

まずは学校の補習と質問から

学校によっては、成績が伸び悩む生徒向けの補習や、放課後に先生へ質問できる時間があります。費用がかからず、教材もテストの範囲もそのままなので、最初に使ってみる価値があります。ただ、自分から動けない子には、きっかけを作る手助けが必要です。

集団塾が合いやすい場合

学校の授業にはついていけていて、大学受験に向けてさらに力をつけたい子には、集団塾のカリキュラムが合うことがあります。一方で、学校の進み方や教材と塾の内容がずれると、宿題が二重になり、かえって負担が増えることもあります。

個別指導・家庭教師が合いやすい場合

わからなくなった単元がばらばらで、学校の教材とテストの範囲に合わせて立て直したい子には、一人ひとりに合わせられる個別指導や家庭教師が向いています。通う場所や時間で選ぶなら、通塾型、家に来てもらう形、オンラインのどれにするかも合わせて考えます。

中高一貫校の子が個別指導を選ぶときの5つの基準

個別指導といっても、教え方や料金の形は塾によってさまざまです。中高一貫校の子に合うかどうかは、次の5つで確かめます。

基準1|学校の教材で進めてくれるか

学校の問題集やプリントを持ち込んで、それを使って教えてもらえるかは大きな分かれ目です。塾の教材が中心だと、テストの範囲とずれたり、こなす量が増えたりします。

基準2|試験範囲と学校の進み方を把握してくれるか

次の定期テストまでに、どこまで進めればよいかを一緒に管理してくれるかを確かめます。学校ごとの進み方やテストの傾向を知っている講師がいるかも、相談のときに聞いてみましょう。

基準3|1回の時間と回数、休んだときの振替

1回の授業時間、週に何回通えるか、部活や学校行事で休んだときに振替ができるかを確認します。中高一貫校は行事や部活も多いので、予定が変わったときの対応は実際に通い始めてから効いてきます。

基準4|費用の形(月謝の中身・入塾金・教材費)

月謝のほかに、入塾金、教材費、年会費、講習の費用がかかるかを確かめます。授業料の金額が公式サイトに出ていない塾も多いので、資料や相談で、通う回数ごとの金額と年間の総額を出してもらうと比べやすくなります。

基準5|内部進学と大学受験の両方に対応できるか

内部進学をめざすか、外部の大学を受けるかは、途中で変わることもあります。評定を上げるための定期テスト対策と、大学受験の対策の両方に対応できるか、途中で方針を変えたときにどう切り替えるかを聞いておくと安心です。

中高一貫校専門の個別指導塾WAYS(公式サイトで確認できたこと)

先生が横について生徒のノートを見ながら教える様子
Photo by MART PRODUCTION on Pexels

ここでは、中高一貫校の生徒に絞って指導している個別指導塾WAYS(ウェイズ)について、公式サイトで確認できたことだけを並べます。ほかの塾と比べて良い悪いを言うものではありません。内容は2026年11月2日の確認時点のもので、最新の情報は公式サイトでご確認ください。

項目公式サイトで確認できた内容
運営会社株式会社メイツ
対象中高一貫校に通う中学1年生〜高校3年生
形式教室での個別指導(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・京都府・兵庫県・愛知県・奈良県に教室)
1回の授業1コマ1科目120分、週1回から通える
科目定期テスト対策は英語・数学・理科(物理・化学)、大学受験対策は5教科
費用の形月謝(授業料+設備費)と初回の入塾金20,000円(税込22,000円)。教材費・年会費は0円。通う回数ごとの授業料の目安は資料で案内
相談・体験無料の学習相談と体験指導あり。資料請求もできる

WAYSは、学校で使っている教材に合わせて指導し、生徒が通う学校の試験範囲を把握して、次のテストまでの進め方を管理するとしています。1コマを120分と長めにしているのは、進みの速い授業に必要な勉強時間を塾の中で確保するためと説明されています。また、家で勉強できない生徒には宿題を出さず、塾の時間内でやるべきことを終える考え方をとっています。

料金の形は、月謝と初回の入塾金のみで、教材費と年会費はかからないとされています。ただし、学校の教材だけでは足りない場合には、塾のタブレット教材やプリントを使うこともあるそうです。授業料そのものの金額は公式サイトには出ておらず、資料か学習相談で確認する流れです。中1から高1までは定期テスト対策を中心に、内部進学をめざす生徒には評定や学校独自の内部進学テストへの対策、大学受験をする生徒には高校2年生からの受験対策と、目的に合わせた指導が案内されています。

無料の学習相談では、子どもの学習状況や成績を確認したうえで学習方針の提案を受けられます。体験指導は英語か数学を選び、学校で今習っている単元を、学校の教材を持参して受ける形です。休む場合は振替受講を申請できると案内されています。資料は住所の入力なしでメールで届くそうです。くわしくは 個別指導塾WAYS の公式サイトをご覧ください。

相談・体験の受け方(4ステップ)

参考書とノートを広げて問題に取り組む生徒
Photo by https://kaboompics.com/ on Pexels

どの塾や家庭教師を選ぶにしても、相談と体験の受け方は共通です。準備しておくと、短い時間でも判断に必要なことを聞けます。

ステップ1|成績と教材の手がかりをそろえる

直近の定期テストの答案、通知表、学校で使っている問題集を用意します。どの単元で点を落としたかがわかるものがあると、相談の中身が具体的になります。

ステップ2|子どもと目的を話しておく

「次の定期テストで平均点に戻したい」「内部進学の基準に届かせたい」など、目的を一つ決めておきます。本人が納得していない目的では、通い始めても続きにくくなります。

ステップ3|相談で聞くこと

  • 学校の教材を持ち込んで教えてもらえるか
  • 試験範囲やテストまでの計画をだれが管理するか
  • 通う回数ごとの授業料と、入塾金・教材費・講習費を合わせた年間の金額
  • 休んだときの振替と、やめるときの手続き
  • 内部進学と大学受験の、どちらにも対応できるか

ステップ4|体験のあと、本人の感想を聞いて決める

体験が終わったら、「わかりやすかった?」「また行けそう?」と本人に聞きます。説明を聞くだけでなく、自分で問題を解く時間があったか、わからないところを言えたかも確かめてください。その場で決めず、家に帰ってから話し合っても大丈夫です。

個別指導がすぐには合わない場合

次のような場合は、個別指導より先に、ほかの手を考えたほうがよいことがあります。

  • 学校の補習や先生への質問を、まだ一度も使っていない
  • 本人がまったく乗り気でなく、まず話を聞く時間が必要
  • 部活や行事で、週に決まった時間を空けるのがしばらく難しい
  • 成績は保てていて、大学受験に向けた演習量を増やしたい(集団塾や予備校が合うこともある)

よくある質問

Q. 中だるみは、いつごろ起きやすいですか?

A. 学校や子どもによって違いますが、学校生活に慣れてくる中1の後半から中2にかけてが一つの目安です。定期テストの前に範囲の勉強が終わらなくなったら、早めに声をかけてみてください。

Q. 中学受験のときの塾に、そのまま通い続けてもよいですか?

A. 本人が続けたいなら選択肢の一つです。ただ、中学受験の塾と中高一貫校の定期テスト対策では、目的も教材も違います。学校の教材とテストの範囲に合わせてもらえるかを確認しておきましょう。

Q. 内部進学の基準はどこで確認できますか?

A. 学校の説明会や配布資料、担任の先生への相談で確認するのが確実です。評定のほかに、学校独自のテストや検定試験の結果を見る学校もあるので、何年生のどの成績が使われるかまで聞いておくと計画が立てやすくなります。

Q. 個別指導は、どの教科から始めればよいですか?

A. 積み上げの教科である数学か英語から始めることが多いです。両方とも苦手な場合は、次の定期テストで点数を落とした幅が大きい教科か、本人が「ここからわからなくなった」と言える教科を先にすると、手応えが出やすくなります。

Q. 塾の授業料はどのくらいかかりますか?

A. 通う回数や1回の時間、地域によって大きく変わります。授業料を公式サイトに載せていない塾も多いので、資料請求や相談で、通う回数ごとの金額と年間の総額を出してもらい、同じ条件で比べてください。

Q. 高校生になってからでも間に合いますか?

A. 間に合います。内部進学をめざすなら、高校の評定が使われることが多いので、高1からの立て直しも十分に意味があります。外部の大学を受ける場合も、高2までに学校の範囲の穴を埋めておくと、受験の準備に入りやすくなります。

中高一貫校のつまずきは、授業の速さ、学校独自の教材とテスト、高校受験がないことによる中だるみが重なって起きます。まずは学校の補習を使い、それでも難しければ、学校の教材で進めてくれるか、試験範囲を管理してくれるか、費用の形はどうかを基準に、手助けを比べてみてください。

マナモン塾は、株式会社THREE D PLUSが運営する中学生向けのサイトで、LINEで使う中学数学の学習アプリ「マナモン」を提供しています。アプリのダウンロードや会員登録はいらず、LINEの友だち追加だけで、中1から中3までの数学全範囲を、数字が毎回変わる問題と1ステップずつの解説で練習できます。先取りで進んだ中学数学の、抜けてしまった単元を家で確かめ直したいときの選択肢の一つです。くわしくは マナモン塾のサイト をご覧ください。

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