オンライン家庭教師の選び方|料金の仕組み・講師のタイプ・無料体験で確かめること

オンライン家庭教師の選び方|料金の仕組み・講師のタイプ・無料体験で確かめること

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オンライン家庭教師は、「月いくらか」より先に「料金がどう決まる仕組みか」と「誰が教えるか」で選ぶと失敗しにくくなります。同じ月1万5千円でも、授業の長さや回数、先生の経歴、授業以外のサポートはサービスごとにかなり違うからです。この記事では、料金の型、講師のタイプ、4つのサービスの公式情報、体験授業で見るポイント、よくある失敗と向かない子の特徴を、マナモン塾のスタッフが保護者の目線で整理しました。

目次

オンライン家庭教師とは?塾や通う家庭教師との違い

パソコンの画面越しに先生と勉強する中学生
Photo by Katerina Holmes on Pexels

オンライン家庭教師は、パソコンやタブレットのビデオ通話で、先生と1対1の授業を受ける学び方です。先生が家に来る家庭教師と同じく1対1ですが、住んでいる地域に関係なく先生を選べ、送り迎えや先生を家に迎える準備がいりません。

集団塾との大きな違いは、授業の中身をその子に合わせられることです。学校の授業でつまずいた単元まで戻る、定期テストの範囲だけを集中して見てもらう、といった使い方ができます。反対に、同じ学年の子と競い合う空気や、まとまった量の演習時間は集団塾のほうが確保しやすい面があります。

オンライン家庭教師が合いやすい家庭

部活や習い事で通塾の時間が取れない、近くに合う塾がない、苦手な教科だけを見てほしい、集団の中だと質問できない。このような家庭には合いやすい学び方です。週1回60分のように、短い時間から始められるのも利点です。

料金は「何に払うか」で4つの型に分かれます

オンライン家庭教師の料金は、表示されている「月◯円〜」だけでは比べられません。授業料の決まり方と、授業料以外にかかるお金の両方を見る必要があります。

コマ単価と月の基本料金を足す型

「30分あたり◯円」の指導料に、学年ごとの月の基本料金を足す型です。授業を増やすほど指導料が増えるので、週1回と週2回で月額が大きく変わります。自分の家の回数で計算し直すことが大切です。

先生ごとに料金が違うマッチング型

サイトに登録している先生の中から家庭が選び、授業料は先生がそれぞれ決める型です。経歴の長いプロの先生ほど高くなる傾向があり、同じサービスの中でも月額に幅があります。

ポイントを買って授業ごとに使う型

先にポイントを買い、授業1回ごとに決まったポイントを使う型です。先生によって必要なポイントが違うことが多く、ポイントに有効期限があると、使い切れなかった分が無駄になります。

入会金・教材費・解約の条件も同じ表で見る

入会金の有無、教材を買う必要があるか、休むときの連絡の締め切り、解約金の有無は、月額と同じくらい大切です。家庭教師は教材の販売で揉めることがあるため、「高額な教材を買う必要がない」と公式に書かれているかも確認しておくと安心です。

講師のタイプで、向いている子が変わります

先生の説明を聞きながらノートに書き込む子ども
Photo by Annushka Ahuja on Pexels

オンライン家庭教師の先生は、大きく「大学生の講師」と「社会人・プロの講師」に分かれます。どちらが上ということはなく、子どもの性格と目的で選びます。

比べる点大学生の講師社会人・プロの講師
料金比較的おさえめ高めになりやすい
話しやすさ年が近く相談しやすい落ち着いた進め方
受験の情報自分の受験体験が新しい指導経験の数が多い
続けやすさ就職などで交代することがある長く担当してもらいやすい

大学生の講師が合いやすい子

勉強のやる気が出にくい子、先生に質問するのが苦手な子には、年の近いお兄さん・お姉さんのような先生が合うことがあります。勉強の進め方や部活との両立など、身近な相談がしやすいのも利点です。

プロの講師が合いやすい子

苦手がかなり前の学年から積み重なっている子、高校受験の志望校が決まっていて残り期間が短い子は、指導経験の多い先生のほうが、どこまで戻るか、何を捨てるかの判断が速い傾向があります。料金と相談しながら、短い期間だけプロの先生に頼む方法もあります。

4つのサービスを公式情報で比べる

自宅の机でタブレットを使って勉強する様子
Photo by Tima Miroshnichenko on Pexels

ここでは、無料体験があるオンライン家庭教師を4つ、各公式サイトの情報(2026年10月確認時点)をもとに紹介します。おすすめの順番ではありません。

GIPS(30分単位の指導料+学年別の基本料金)

株式会社GIPSが運営する オンライン家庭教師GIPS は、小学生から高校生までが対象です。料金は30分あたりの指導料(学生・社会人講師990円、プロ講師1,375円、いずれも税込)に、学年別の月の基本料金(中学1・2年生は月7,678円、中学3年生は月8,778円、いずれも税込)を足す型です。たとえば中学2年生が学生講師と60分の授業を月4回受けると、指導料7,920円と基本料金7,678円で月15,598円(税込)になります。

入会金と退会費はなく、受けた分だけの後払いです。授業はZoomやGoogle Meetを使い、LINEでの質問は科目を問わず無料で受け付けています。前日19時までに先生へ連絡すれば、キャンセル料なしで振替や休みにできます。無料体験は1回60分で、最大2回まで受けられます。

マナリンク(社会人のプロ講師から選ぶマッチング型)

NoSchoolが運営する オンライン家庭教師マナリンク は、審査を通った社会人のプロ講師(一部の大学院生を除き、学生のアルバイト講師はいないと案内)から、家庭が先生を選ぶ仕組みです。授業料は先生ごとに設定され、入会金は19,800円(税込)です。公式サイトには、中学生の月額の目安として16,000〜20,000円と書かれていますが、税込か税抜かの記載はありません。

先生は条件検索、AIへの相談、運営スタッフからの紹介の3つの方法で探せます。無料体験は「無料体験あり」と表示されたコースが対象で、3名程度の先生と体験して比べることがすすめられています。解約金や違約金はないと案内されています。

e-Live(ランク別の料金と本部スタッフのサポート)

LIVE株式会社(静岡県静岡市)が運営する オンライン家庭教師e-Live は、小学生から高校生までが対象です。授業は30分単位で、中学生の指導料は講師のランクにより1コマ1,870円〜3,520円(税込)です。月4コマ以上受けると、システム月額基本料2,970円(税込)がかかります。入会金は別途必要と書かれていますが、金額は公式サイトで確認できませんでした。

講師は元受講生とその紹介者が中心で、講師とは別に、本部の担当スタッフが生徒ごとに1人つき、学習計画や進路の相談に乗ると案内されています。月の最低受講回数はなく、受けた分だけの後払いです。

まなび場(ポイント制・講師を何度でも変えられる)

株式会社manabiX(福島県郡山市)が運営する まなび場 は、ポイントを買って授業ごとに使う型です。授業に必要なポイントは講師ごとに違い、ポイントの有効期限は1か月、買ったポイントは返金できないと案内されています。入会金・管理費・教材費は0円で、授業後には講師から報告書が届きます。無料体験は、名前とメールアドレスだけで申し込めます。月額プランの金額や1コマの長さは、公式サイトの料金ページで最新の内容を確認してください。

比べる点GIPSマナリンクe-Liveまなび場
料金の型指導料+基本料金先生ごとに設定ランク別の指導料ポイント制
入会金なし19,800円別途あり0円
講師学生・社会人・プロ社会人のプロ中心元受講生と紹介者中心学生・社会人・プロ
授業外のサポートLINE質問宿題・チャット機能本部の担当スタッフ授業後の報告書

金額はいずれも税込です。料金や条件は変わることがあるため、申し込む前に各公式サイトで最新の情報をご確認ください。

申し込みから始めるまでの5ステップ

体験の前に目的と予算を決めておくと、先生や回数の提案に流されずに選べます。

ステップ1|任せたいことを一つに絞る

「数学の関数だけ」「次の定期テストで英語を60点に」「志望校の過去問を見てほしい」のように、任せたいことを具体的に一つ決めます。目的が広すぎると、授業が毎回ただの質問対応になりがちです。

ステップ2|月の予算から回数を逆算する

月に出せる金額を先に決め、その範囲で週何回・何分にできるかを各サービスの料金で計算します。入会金や基本料金を含めた「最初の3か月の合計」で比べると、差がはっきりします。

ステップ3|端末と場所を整える

ノートの書き込みを先生に見せる場面が多いので、スマートフォンよりパソコンかタブレットが向いています。手元を映すスタンドがあると便利です。家族の声やテレビの音が入りにくい場所を選んでください。

ステップ4|2つのサービスで無料体験を受ける

候補を2つに絞り、それぞれ体験します。1つだけだと、説明の分かりやすさや料金が妥当かを比べる基準がありません。体験には、学校のワークや最近のテストを用意しておきます。

ステップ5|1か月で目的に近づいたかを見直す

始めて1か月たったら、ステップ1で決めた目的に近づいているかを子どもと話します。先生が合わなければ交代をお願いし、回数が多すぎれば減らします。先生の交代が無料かどうかは、契約前に確かめておきましょう。

体験授業で見ておきたい5つのこと

子どもの勉強を少し離れた場所から見守る保護者
Photo by Annushka Ahuja on Pexels

体験授業では、先生の学歴よりも「子どもがどれだけ考えて、話したか」を見てください。少し離れた場所から、次の5つを確かめます。

  • 先生がずっと説明していないか。子どもが自分で解く時間がある授業のほうが身につきます
  • 「どこが分からない?」と聞くだけでなく、先生が分からない箇所を見つけてくれるか
  • ノートや途中式を画面越しに見て、具体的に直してくれるか
  • 授業の最後に、次回までにやることがはっきり示されたか
  • 終わったあと、子どもが「またこの先生がいい」と言ったか

体験のあとに入会を急がされたときは、その場で決めずに持ち帰って構いません。2つのサービスの体験を終えてから、子どもと一緒に決めるのが安全です。

よくある失敗と避け方

オンライン家庭教師でうまくいかなかった例の多くは、始め方の決め方に原因があります。

表示の最安値だけを見て申し込む

「月◯円〜」は、いちばん短い授業時間や最も安い講師ランクで計算されていることがほとんどです。わが家の学年・回数・先生のタイプで計算すると、想定より高くなることがあります。

授業のない日に何もしない

週1回の授業だけでは、習ったことを忘れるほうが早くなります。授業で出された宿題を、いつやるかまで決めておくと定着します。質問の仕組みがあるサービスなら、授業のない日に活用しましょう。

先生が合わないのに我慢して続ける

相性が合わない先生との授業は、子どもにとって負担になります。「説明が速い」「話しにくい」と感じたら、早めに運営に相談して交代を頼むのが近道です。

オンライン家庭教師が向かない子もいます

次のような場合は、通う塾や家庭での学習から始めたほうがうまくいくことがあります。

  • 画面の前だと集中が10分ももたず、すぐ別のことを始めてしまう子
  • 家に静かに授業を受けられる場所と時間がつくれない家庭
  • 同じ学年の友達と一緒だと頑張れるタイプの子
  • 問題をたくさん解く量が足りていないことが原因で、説明を聞くより演習が必要な子

月の予算を回数で調整したいなら オンライン家庭教師GIPS、プロの先生を自分で選びたいなら マナリンク の無料体験から比べてみると、違いがつかみやすくなります。

よくある質問

Q. 週に何回、何分くらいが目安ですか?

A. 苦手な1教科を見てもらうなら、週1回60分から始める家庭が多いです。定期テスト前や受験期だけ回数を増やせるサービスもあるので、最初から多い回数で契約する必要はありません。

Q. スマートフォンだけでも受けられますか?

A. 受けられるサービスもありますが、画面が小さく、ノートを見せたり資料を見たりするのが大変です。できればパソコンかタブレットを用意してください。対応している端末は各公式サイトでご確認ください。

Q. 学校の教科書やワークを使ってもらえますか?

A. 多くのサービスで、手持ちの教科書やワーク、塾の教材を使えます。定期テスト対策なら、学校のワークを使ってもらうのがいちばん効率的です。体験のときに「この教材で進めたい」と伝えておきましょう。

Q. 保護者は授業中そばにいる必要がありますか?

A. 中学生なら、慣れてしまえばそばにいる必要はほとんどありません。最初の数回だけ接続や音声の確認を手伝い、授業後に先生からの報告を読む、という関わり方で十分です。

Q. 塾とオンライン家庭教師を併用してもいいですか?

A. 併用している家庭は少なくありません。塾で習ったことのうち、分からなかった部分だけを家庭教師に見てもらう形にすると、内容が重ならず費用も抑えられます。どちらの宿題も多くなりすぎないよう、量の調整を先生に相談してください。

Q. 途中でやめるときはどうすればいいですか?

A. 解約の連絡の締め切り日や、解約金の有無はサービスごとに違います。ポイント制では使い残したポイントが返金されないこともあるので、契約前に解約の条件を確認しておくと安心です。

オンライン家庭教師は、任せたいことを一つ決め、自分の家の回数で料金を計算し、2つのサービスで体験してから選ぶ。この順番で進めれば、大きく外すことはありません。子どもが「また受けたい」と思える先生に出会えるよう、焦らず比べてみてください。

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