子どものオンライン英会話の選び方|小学生が続けやすいレッスンの見分け方と始める手順

子どものオンライン英会話の選び方|小学生が続けやすいレッスンの見分け方と始める手順

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子どものオンライン英会話は、「講師の評判」よりも「わが子が無理なく続けられる仕組みか」で選ぶのがいちばんの近道です。小学生の英会話は、1回のレッスンの中身より、週に何回、何か月続いたかで差がつきます。この記事では、料金の仕組み、講師の違い、レッスン時間や教材、英検との関係、続けるコツとよくある失敗、申し込みまでの手順を、マナモン塾のスタッフが保護者の目線で整理しました。向かない子の特徴も正直に書いています。

目次

子どものオンライン英会話でできること・できないこと

タブレットで英語のレッスンを受ける小学生
Photo by Thomas Park on Unsplash

オンライン英会話でいちばん伸びやすいのは、「英語を聞いて、口に出す量」です。講師と1対1が基本なので、20〜25分のあいだ、ほぼずっと自分が話す番になります。文部科学省の学習指導要領では、小学校3・4年生で「外国語活動」、5・6年生で教科の「外国語」が始まり、聞く・話すが重視されています。家で話す練習を足しておくと、授業で気後れしにくくなります。

反対に、単語のつづりや文法、テストの点数は、レッスンだけでは時間が足りません。オンライン英会話は「話す練習の場」と位置づけ、読む・書くは学校の授業や家庭学習で補う、と考えておくと期待とのずれが小さくなります。

料金の仕組みは3つの型に分かれます

料金は「週の回数で決まる定額」「月の回数で決まる定額」「ポイント制」の3つが中心です。どれが合うかは、毎週の予定が決まっているかどうかで変わります。

週の回数で決まる定額制(曜日と時間を固定)

「毎週火曜の18時」のように、曜日と時間を決めておく型です。予約の手間がなく、習慣にしやすいのが利点で、毎回予約を取るのが負担な家庭に向いています。休むときの振替(別の日時に受け直すこと)の仕組みも確認してください。

月の回数で決まる定額制(空いている枠を予約)

「月8回」「月12回」のように回数を買い、講師の空き時間を予約する型です。週ごとに予定が変わる家庭でも調整しやすい反面、予約を忘れると回数が余ります。兄弟や保護者と回数を分け合えるサービスもあります。

ポイント制と、長期契約の割引

ポイント制は、買ったポイントをレッスンごとに使う型です。また、12か月・24か月などの長期プランで月額が安くなるサービスもありますが、途中でやめると差額を請求される場合があります。最初は月々のプランで始めるのが安全です。

講師は「日本語が話せる講師」と「外国人講師」で選び方が変わります

ヘッドセットをつけて画面の先生と話す子ども
Photo by Petr Macháček on Unsplash

英語を始めたばかりの小学生には、日本語でフォローしてもらえる講師が安心です。ある程度慣れてきたら、英語だけで進む講師とのレッスンで「伝えようとする力」を伸ばす、という順番が無理のない進め方です。

比べる点日本語が話せる講師英語だけで進む講師
初めての子安心しやすい緊張しやすい
わからないとき日本語で説明身ぶりや言い換え
英語に浸る量少なめになりがち多い
保護者の付き添い少なくて済む慣れるまで必要

日本語が話せる講師が向いている子

人見知りが強い子、英語に触れたことがない子、「わからない」が続くと気持ちが折れてしまう子には、日本語で励ましたり説明したりできる講師が合います。最初に「英語の時間は楽しい」と感じられれば、その後は英語だけの時間を増やしていけます。

英語だけで進む講師が向いている子

英語に慣れている子、物おじしない子は、英語だけで進むレッスンで話す量がぐんと増えます。身ぶりや言い換えで伝え合う経験そのものがよい練習です。担任制(毎回同じ講師)か、毎回講師が変わるかも、性格に合わせて選んでください。

レッスン時間・教材・英検との関係

小学生のレッスンは20〜25分が主流で、集中が続く長さに合わせてあります。教材は「年齢別のオリジナル教材」か「学校の教科書や英検に合わせた教材」かで、レッスンの中身が変わります。

20〜25分は短すぎない

1対1で話し続ける20分は、子どもにとってかなり濃い時間です。長さより頻度が大切で、週1回より週2〜3回のほうが、前回の内容を忘れないうちに次が来るので定着しやすくなります。

教材は「楽しさ」と「学校とのつながり」で選ぶ

低学年は、歌やゲーム、フォニックス(英語の文字と音の関係を学ぶ方法)のように声に出す教材が合います。高学年は、中学校の教科書に沿った教材を選ぶと、授業の予習・復習を兼ねられます。

英検は「目標」にはなるが「目的」にしない

面接(二次試験)の練習にオンライン英会話はとても向いています。ただ、合格だけを目的にすると暗記ばかりになり、会話の楽しさが失われがちです。「まず楽しく話す、慣れてきたら英検を目標に置く」くらいの距離感がおすすめです。

子ども向けの2つのサービスを比べる

リビングでノートと鉛筆を使って英語を学ぶ親子
Photo by Snapmaker 3D Printer on Unsplash

子ども向けのオンライン英会話を2つ、公式サイトの情報をもとに紹介します。どちらも無料体験があります。

GLOBAL CROWN(アプリとバイリンガル講師の組み合わせ)

株式会社ハグカムが運営する GLOBAL CROWN は、3〜12歳を対象にした子ども向けオンライン英会話です。公式サイトによると、講師は全員が日本語と英語の両方を話せるバイリンガルで、1回20分のレッスンと、英語ゲームやAIによる発音チェックがあるアプリを組み合わせて学びます。レッスンは申し込み時に決めた曜日と時間に固定され、都合が悪い日はアプリから振替できます(毎月10回まで無料)。受けられる時間は平日15時〜21時、土日10時〜17時です。

注意点として、レッスンはスマートフォンかタブレットのアプリで受け、パソコンでは受講できません。担任制や指名制ではありません。無料体験はアプリの一部機能とレッスン2回で、体験後に有料コースへ自動で切り替わることはないと案内されています。

ハッチリンクジュニア(月の回数を家族で分け合える)

株式会社Aoba-BBT Globalが運営する ハッチリンクジュニア は、幼児から中学生までを対象にした子ども専用のオンライン英会話です。公式サイトによると、教員資格を持つ講師を中心に、採用率5%の審査を通った講師が担当し、日本人スタッフによるサポートがあります。休講のお知らせなどから、講師はフィリピン人講師が中心です。レッスンは25分で、Zoomを使います。

月の回数を買い、講師の空き時間を予約する型です。当日予約は開始1時間前まで、キャンセルは2時間前までで、同じ月の中なら振り替えられます。1つのアカウントを兄弟や保護者で共有できる「ファミリーアカウント制度」と、英検Jr.・英検5級〜2級の対策レッスンがあります。無料体験は2回です。

比べる点GLOBAL CROWNハッチリンクジュニア
対象3〜12歳幼児〜中学生
1回の長さ20分25分
講師全員バイリンガルフィリピン人講師が中心
予約曜日と時間を固定空き枠を都度予約
料金の型週の回数で定額月の回数で定額
受講の道具スマホ・タブレットのアプリZoom
無料体験レッスン2回とアプリレッスン2回

公式サイトに掲載されている料金

GLOBAL CROWNは、入会金・教材費が0円で、レッスン回数と契約期間によって月額が決まります。表示価格は税込と、特定商取引法に基づく表記に明記されています。

週の回数月々プラン12か月プラン
週1回11,500円9,800円
週2回15,200円12,900円
週3回17,600円15,000円

週4回・週5回のプランと24か月プランもあり、たとえば週1回の24か月プランは月9,200円(税込)です。月々プランはいつでも変更・解約でき、12か月・24か月プランは途中で解約すると差額が請求されると案内されています。

ハッチリンクジュニアの料金ページには、「ベーシック」と「幼児(英語脳育成)・小中学生(新学習指導要領準拠)」の2つの列で月額が載っています。月4回でベーシック3,800円・幼児/小中学生4,100円、月8回で5,500円・6,400円、月12回で7,900円・9,300円、最も多い月30回で16,100円・20,000円です。特定商取引法に基づく表記に「全ての表示価格には消費税が含まれています」とあり、いずれも税込です。2つの列でレッスンの内容がどう違うかは、申し込む前に公式の料金ページで確かめてください。休会・退会は支払い日の7日前までに連絡します。料金は改定されることがあるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

始める手順を5ステップで

申し込む前に目的と家の環境を整えておくと、体験での見極めが楽になります。

ステップ1|目的を一つに決める

「英語に慣れる」「授業で困らない」「英検5級を受ける」など、目的を一つだけ決めます。目的が決まると、講師のタイプや教材、回数の選び方がはっきりします。

ステップ2|端末と場所を用意する

アプリで受けるもの、Zoomで受けるものなど、サービスによって使う道具が違うので、手持ちの端末が対応しているかを先に確かめます。場所はWi-Fiが安定し、テレビの音が入りにくい部屋が向いています。マイク付きイヤホンがあると講師の声が聞き取りやすくなります。

ステップ3|無料体験を2社受ける

候補を2つに絞って、それぞれ体験を受けます。1社だけだと比べる基準がありません。体験の日は少し離れて、子どもの表情と、講師がどのくらい子どもに話させているかを見てください。

ステップ4|本人に選ばせて、曜日と時間を決める

「どっちの先生とまた話したい?」と本人に聞いて決め、宿題やほかの習い事とぶつからない曜日と時間を一緒に決めます。帰宅して少し休んだあとや休日の午前は、集中しやすい時間帯です。

ステップ5|1か月たったら回数とプランを見直す

最初の1か月は月々のプランで様子を見ます。続いていれば回数を増やすか長期プランを検討し、負担が大きければ回数を減らします。「やめる」の前に「減らす」「時間帯を変える」という選択肢があります。

続けるコツは家庭での小さな練習

英語の絵本を一緒に読む親子
Photo by Ben Mullins on Unsplash

オンライン英会話が続く家庭に共通しているのは、レッスンのあいだに5分でも英語に触れる時間があることです。保護者が英語を話せなくても大丈夫です。

レッスンの前に「今日はこれを言ってみる」という一言を決め、終わったら「何て言えた?」と聞くだけで、中身が残りやすくなります。レッスンの記録やレポートが届くサービスなら、一緒に見返すのもよい方法です。保護者の役割は先生役ではなく「聞き役」と「応援役」で、子どもが覚えたフレーズを使ったら「もう一回言って」と返すだけで十分です。英語の歌を車で流すなど、「ながら」の工夫も続ける助けになります。

よくある失敗と避け方

よくある失敗は、どれも「始めるときの決め方」に原因があり、知っていれば避けられます。

最初から長期プランと多い回数で契約してしまう

長期プランや週3回以上のプランから始めると、合わなかったときにやめにくくなります。最初は週1〜2回、月々のプランからが安全です。

予約を忘れて回数が余る

月の回数を買う型では、忙しい月に予約が後回しになりがちです。月初めにまとめて予約を入れると決めておくと防げます。予約が負担なら、曜日と時間を固定する型のほうが向いています。

成果を急いで、子どもが嫌になる

「何か月もやっているのに話せない」と保護者が口にすると、子どもは英語の時間を「怒られる時間」と感じ始めます。半年から1年を一区切りに、「英語の声が大きくなった」くらいの変化を見つけてあげてください。

オンライン英会話が向かない子もいます

次のような場合は、時期をずらすか、別の学び方から始めるほうがうまくいくことがあります。

  • 画面越しの会話に強い緊張や疲れが出る子。英語の歌や絵本、通える教室から始めるほうが合います
  • 日本語と英語の区別がまだつかない年齢の子。GLOBAL CROWNの公式サイトでも、区別がついてからがおすすめとしています
  • 習い事や宿題で毎日の予定がいっぱいの子。「やらされている」時間になると続きません
  • 保護者が端末の準備や声かけをする余裕がしばらく取れない家庭

英語にまず楽しく触れたい、日本語で支えてもらいながら始めたいという場合は GLOBAL CROWN、兄弟で回数を分け合いたい、英検の対策も視野に入れたいという場合は ハッチリンクジュニア で、それぞれ無料体験を受けられます。本人が「またやりたい」と言うかを、いちばんの判断材料にしてください。

よくある質問

Q. 何年生から始めるのがよいですか?

A. 決まった正解はありませんが、日本語と英語の区別がつき、画面の向こうの相手と20分ほど話せるようになっていれば始められます。学校で英語の授業が始まる3年生前後や、教科になる5年生前後は、本人が英語に興味を持ちやすい時期です。

Q. 日本人講師と外国人講師、どちらがよいですか?

A. 英語が初めての子や人見知りの子は、日本語でフォローできる講師から始めると安心です。英語に慣れてきたら、英語だけで進む講師とのレッスンで話す量を増やすとよいでしょう。どちらか一方に決めず、段階で使い分ける考え方もあります。

Q. 保護者は横についている必要がありますか?

A. 慣れるまでは、端末の操作や接続のトラブルに備えて近くにいると安心です。慣れたら少し離れて様子を見るくらいで十分です。横で口を出しすぎると、子どもが講師より保護者を見て話すようになります。

Q. オンライン英会話だけで英検に合格できますか?

A. 面接(二次試験)の練習にはとても向いていますが、筆記の対策には単語や読む練習が別に必要です。英検対策のレッスンや教材があるサービスを選び、家庭での問題演習と組み合わせるのが現実的です。

Q. 途中でやめたくなったらどうすればいいですか?

A. まず理由を聞いてみてください。講師が合わないなら講師を変える、疲れているなら回数や時間帯を変える、と調整できることが多いです。それでも気が進まないときは、いったん休んで英語の歌や絵本に戻るのも一つの方法です。解約や休会の締め切り日は契約前に確認しておきましょう。

子どものオンライン英会話は、目的を一つ決め、2社の無料体験を比べ、本人に選ばせて、1か月で見直す。この順番で進めれば、大きく外すことはありません。小さな変化を家族で楽しみながら、無理のないペースで続けていってください。

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