中高生のプログラミング教室の選び方|オンラインと通学の違い・費用・続けるコツ

中高生のプログラミング教室の選び方|オンラインと通学の違い・費用・続けるコツ

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中高生のプログラミング教室は、「何を作りたいか」と「部活や定期テストと両立できる通い方か」の2つで選ぶのがいちばん失敗しにくい方法です。いまは中学校の技術の授業や高校の「情報Ⅰ」で全員がプログラミングを学び、大学入学共通テストにも「情報」が加わりました。この記事では、教室の選び方から費用、体験の受け方、向かない子まで、マナモン塾のスタッフが保護者の目線で整理しました。

目次

中高生のプログラミングは、学校の授業と入試にもつながっています

ノートパソコンでプログラムを書く中学生
Photo by Annie Spratt on Unsplash

プログラミングは中学校と高校で全員が学ぶ内容になり、大学入試の科目にもなっています。学校で何を学ぶかを知っておくと、教室に求めるものがはっきりします。

中学校の技術と高校の「情報Ⅰ」で全員が学ぶ

文部科学省の学習指導要領では、中学校の技術・家庭科(技術分野)の「情報の技術」で、センサーで機械を動かす「計測・制御のプログラミング」と、ネットワークでやり取りする仕組みのプログラミングを学びます。高校では令和4年度から、全員が学ぶ共通必履修科目として「情報Ⅰ」が新しく始まりました。すべての生徒がプログラミングやネットワーク、データベース(データを整理してためる仕組み)の基礎を学び、さらに学びたい生徒には選択科目の「情報Ⅱ」があります。

大学入学共通テストに「情報」が加わった

大学入試センターの資料によると、令和7年度(2025年1月実施)の大学入学共通テストから「情報」が出題教科に加わり、科目は「情報Ⅰ」、試験時間は60分、配点は100点です。この科目を使うかは大学・学部ごとに違うので、志望校の募集要項で確かめてください。

教室で学ぶことと、テスト対策は同じではない

共通テストの「情報」では、特定の言語ではなく、大学入試センターが示した「共通テスト用プログラム表記」という独自の書き方でプログラムが出題されます。教室で学んだ言語がそのまま得点に直結するわけではありません。ただ、自分で組んだ経験があると「順番に処理する」「条件で分ける」「くり返す」という考え方に慣れ、問題を読み解く土台になります。教室はテスト対策の場というより、考え方を手で覚える場と考えておくと期待とのずれが起きにくくなります。

プログラミング教室で学べる言語と作品づくり

中高生向けの教室では「ゲームづくり」「Pythonでのアプリ・AI」「Webやスマホアプリ」の3つが中心です。言語とは、コンピューターに指示を出すための決まった書き方のことです。

言語・ツール作れるもの向いている子
Scratch2Dのゲーム・アニメ初めての子
Roblox・Unity3Dを含むゲームゲームが好きな子
Pythonアプリ・AIの入り口理系に興味がある子
HTML・CSS・JavaScriptWebサイト・Webアプリデザインも好きな子
Swift(iOSアプリ)iPhoneのアプリスマホアプリを作りたい子

Scratch・Robloxなど、ゲームづくりから入る

Scratchは、命令が書かれたブロックを組み合わせてプログラムを作るツールです。文字を打たなくてよいので、初めての中学生が作る楽しさを知る段階なら遠回りではありません。RobloxやUnityはゲームを作るための環境で、友達に遊んでもらえるので続きやすい分野です。

Pythonで、アプリやAIの入り口に触れる

Pythonは文字でプログラムを書く言語で、データの処理やAI(人工知能)の分野でもよく使われています。中学生以上なら十分に取り組めます。「ゲームより役に立つ仕組みを作りたい」という子に向いています。

Webやスマホアプリを作りたい子には

HTMLとCSSはWebページの見た目を、JavaScriptは動きを作る言語で、iPhoneのアプリはSwiftで作ります。完成品をスマホで見せられるので達成感が大きい分野です。考え方はほかの言語にも生かせるので、言語選びにこだわりすぎず、本人が作ってみたいものを優先してください。

作品は本人の自信になり、総合型選抜(書類や面接、活動実績などで評価する入試)で取り組みを説明する材料にもなります。体験で先輩の作品を見ると、1年後の姿が想像しやすくなります。

オンラインと通学の違い

自宅でヘッドセットをつけてオンライン授業を受ける学生
Photo by Wes Hicks on Unsplash

オンラインは通う時間がかからず場所を選ばない、通学は講師にその場で見てもらえて仲間ができやすい、という違いです。子どもの性格と生活に合うほうで決めます。

比べる点オンライン通学
通う時間かからない移動が必要
教室の場所全国どこでも都市部が中心
質問のしやすさ画面共有で説明その場で見てもらえる
パソコン自宅で用意貸出がある教室も
仲間との交流教室の工夫次第自然に生まれやすい
保護者の手間機材の準備・見守り送迎が要る場合も

オンラインが合う子

  • 近くに教室がない、部活で通う時間が取れない
  • 知らない場所が苦手で、自宅のほうが落ち着ける
  • 画面越しでも質問を言葉にできる

通学が合う子

  • 家だとゲームや動画に気が向いてしまう
  • エラー(プログラムが動かない原因)で止まったとき、横で見てもらいたい
  • 自宅に授業向けのパソコンがない

料金の仕組みと、月謝以外に確かめておく費用

中高生向けプログラミング教室の料金は、多くが「入会金+毎月の月謝」の形です。月謝だけでなく、授業の回数と1回の長さ、パソコンの費用まで合わせて比べるのがコツです。

月謝のほかにかかるもの

  • 入会金:体験後すぐの入会で無料になる教室もある
  • パソコン:自宅で用意か、教室で借りられるか、利用料は
  • ソフト:一部のクラスで有料ソフトを使う場合がある
  • 回数と時間:月3回×2時間、週1回×90分など教室で違う
  • オンラインの場合:Webカメラと安定した回線

この記事で紹介する3つの教室の料金を、公式サイトの記載(税込)で並べます。最新情報は公式サイトでご確認ください。

教室形式と対象料金(税込)
BeEngineer通学・中高生月25,850円(2時間×月3回)
ITeens Labオンライン・小3〜高3週1コマ月15,800円、入会金18,700円
N Code Labo(通学)5教室・小1〜高3週1回月22,000〜24,200円
N Code Labo(オンライン)1対1・小5〜高3月33,000円〜(週1回〜)

中高生向けのプログラミング教室を3つ紹介します

教室で講師と一緒にパソコンを見る高校生
Photo by Anastassia Anufrieva on Unsplash

通学型・オンライン型・両方を選べる型を1つずつ取り上げます。

BeEngineer(通学・Pythonでアプリ開発)

BeEngineerは中高生向けのプログラミング塾で、Pythonでのアプリ開発を学びます。公式サイトでは、入会後1年でチャットアプリを作れるようになるとしています。授業は4月中旬から翌年3月中旬までの1年間で、2時間の授業が月3回(年間36コマ)、月謝は25,850円(税込)です。校舎は京大本校、梅田校、東京飯田橋校、横浜校、秋葉原校、沖縄首里校で、授業は土日です。パソコンを持っていない人にはMacBook Airの貸し出しがあります。体験会も随時開かれています。くわしくは BeEngineer をご覧ください。

ITeens Lab(オンライン・ゲームから資格まで幅広い)

ITeens Lab(アイティーンズラボ)は小学3年生から高校3年生が対象のオンラインITスクールで、双方向のライブ授業を行っています。Scratch・Roblox・Unityでのゲーム制作、Python・HTML・CSS・JavaScriptのほか、動画や音楽の制作、ITパスポート試験(ITの基礎知識を問う国家試験)の講座まであり、プログラミング以外にも興味がある子に合います。料金は税込で入会金18,700円、週1コマのプランが月15,800円、週2コマのプランが月26,400円で、1コマは主に90分です。自宅にパソコンとWebカメラ、ネット環境が必要です。無料体験はオンラインで約90分です。申し込みは ITeens Lab から行えます。

N Code Labo(通学とオンラインを選べる)

N Code Labo(Nコードラボ)は、N高グループを運営する学校法人角川ドワンゴ学園のプログラミング教室です。Scratch、Unity、Webアプリ、iOSアプリ、AIコーディング、アルゴリズム(問題を解く手順の組み立て方)などレベル別のコースがあります。通学は新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・天王寺の5教室で、講師1人に生徒は最大3人。月謝は税込で週1回22,000〜24,200円、隔週14,300〜15,400円(教室により異なる)で、教室のパソコンを使う場合は利用料が別です。オンラインは1対1の個別指導で、月33,000円(税込)からです。入会金は11,000円(税込)で、無料体験授業や無料説明会から1週間以内に入会すると無料になります。通学の無料体験授業は N Code Labo から申し込めます。

無料体験の受け方(4ステップ)

教室選びは、無料体験でほぼ決まります。準備と当日に見るところを決めておくと、体験の中身が濃くなります。

ステップ1 子どもと「何を作りたいか」を話す

「ゲームを作りたい」「自分のサイトがほしい」など、ぼんやりでかまいません。作りたいものが言葉になると、選ぶ言語やコースが決まります。思いつかなければ、表から面白そうなものを一緒に選ぶだけで十分です。

ステップ2 候補を2〜3に絞り、週の予定と照らす

部活、ほかの塾、定期テスト前の期間を書き出し、授業の曜日と時間が無理なく入るかを確かめます。通学なら片道の時間、オンラインなら静かに受けられる場所も考えておきます。

ステップ3 体験当日に見るポイント

  • エラーのとき、講師が答えを教えるかヒントをくれるか
  • 講師1人が何人を見ているか
  • 先輩の作品を見せてもらえるか
  • 定期テスト期間の休みや振替ができるか
  • 月謝以外の費用の説明がはっきりしているか

ステップ4 帰り道に本人の感想を聞く

決め手は本人の「また行きたい」です。「どこが面白かった?」と短く聞き、その場で決めなくて大丈夫です。入会金が無料になる期限がある教室もあるので、期限だけ確認して家族で話し合ってください。

よくある失敗と対処

机で頭を抱えて考え込む中学生
Photo by Vitaly Gariev on Unsplash

つまずく理由は、内容の難しさより「時間」「気持ち」「機材」のどれかであることが多く、事前に知れば防げます。

部活や定期テストと時間がぶつかる

中高生がやめる理由で多いのは忙しさです。入会前に、定期テストの前後に休めるか、振替ができるかを確かめておきます。隔週のプランがある教室なら、忙しい時期は回数を減らす調整もしやすくなります。

本人より親の熱が高い

保護者が先に決めてしまうと、本人はやらされている気持ちになりがちです。体験で楽しそうでなければ、時期を変えるか別の教室を試してください。作品は結果より工夫したところを聞くと、続ける力になります。

パソコンの準備で最初につまずく

オンライン受講では、自宅のパソコンの性能が足りず、ソフトが動かないことがあります。たとえばN Code Laboのオンライン受講では、メモリ8GB以上、SSD(データを保存する部品)256GB以上を推奨しています。買う前に推奨スペックを確かめ、迷ったら体験で今のパソコンで動くか聞いてください。貸し出しのある通学教室から始める方法もあります。

プログラミング教室が向かない子・急がなくてよい場合

プログラミング教室は、すべての中高生に必要なものではありません。次のような場合は、無理に始めなくてもよいと考えています。

  • 本人が興味を示していない(学校の授業で十分な子も多い)
  • 受験直前で、主要教科の時間を確保するほうが先
  • 作るより、答えのある問題を解くほうが好き
  • 習い事や塾で週の予定がいっぱい

共通テストの「情報」だけが目的なら、学校の授業と教科書、大学入試センターが公開している過去の問題で足りることも多いです。一方で、自分で何かを作るのが好きな子には、教室は伸びる場所になります。興味が出てきたときが始めどきです。

選び方のポイントは、作りたいものに合う言語か、部活や定期テストと両立できるか、月謝以外の費用も含めて続けられるかの3点です。Pythonのアプリ開発を通学でじっくり学ぶなら BeEngineer、自宅からゲームやクリエイティブまで幅広く学ぶなら ITeens Lab、少人数の通学か1対1のオンラインを選びたいなら N Code Labo が、それぞれ無料の体験や説明会を受け付けています。

よくある質問

Q. プログラミング教室に通えば共通テストの「情報」対策になりますか?

A. 直接の対策にはなりません。共通テストは独自のプログラム表記で出題され、ネットワークやデータの扱いなども範囲に含まれます。テスト対策は、学校の授業と過去の問題の演習を中心に考えてください。

Q. 高校生から始めても遅くありませんか?

A. 遅くありません。高校生は説明を読んで理解する力がついているので、PythonやWebの言語にも取り組みやすい年代です。紹介した3つの教室も高校3年生まで対象です。

Q. パソコンは買わないといけませんか?

A. 教室によります。BeEngineerはパソコンを持っていない人にMacBook Airを貸し出し、N Code Laboの通学は教室のパソコンを利用料つきで使えます。オンラインの教室は自宅のパソコンが必要です。

Q. 数学が苦手でもプログラミングはできますか?

A. 始めることは十分にできます。入り口では難しい数学はほとんど使いません。ゲームの動きなどを本格的に作る段階では、中学数学の関数や座標の考え方が役立ちます。

Q. 部活と両立できますか?

A. 授業の頻度と曜日しだいです。土日に枠がある教室、隔週のプラン、移動のいらないオンラインなどから選べます。定期テスト期間に休めるか、振替ができるかを入会前に確認しておくと安心です。

Q. 独学ではだめですか?

A. 独学でも学べます。ただ、エラーで手が止まったまま投げ出しやすいのが難点です。まず独学で触り、「もっと作りたいのに進めない」と感じたら教室を検討する順番でも遅くありません。

マナモン塾は、株式会社THREE D PLUSが運営する中学生向けのサイトで、LINEで使う中学数学の学習アプリ「マナモン」を提供しています。アプリのダウンロードや会員登録はいらず、LINEの友だち追加だけで、中1から中3までの数学全範囲を、数字が毎回変わる問題と1ステップずつの解説で練習できます。プログラミングにも役立つ関数や座標を家で固めたいときの選択肢の一つです。登録から30日間の無料体験など、くわしくは マナモン塾のサイト をご覧ください。

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