塾の冬期講習の集客|11〜12月の週単位スケジュールと入塾につなげる方法

塾の冬期講習の集客|11〜12月の週単位スケジュールと入塾につなげる方法

塾の冬期講習の集客は、11月前半までに講習の内容と料金を決め、11月後半から12月上旬にかけてチラシ・Web・在籍生からの紹介を重ねていくのが基本の流れです。12月に入ってから準備を始めると、中学校の期末テストが終わって保護者が講習を探し始める時期に間に合いません。

この記事では、冬期講習の集客を11〜12月の週単位のスケジュールに落とし込み、チラシ・Web・在籍生の紹介それぞれの進め方を説明します。あわせて、講習に来た生徒を入塾につなげるための面談と連絡の流れ、料金や特典を表示するときの注意点もまとめます。

目次

冬期講習の集客で先に決めること

集客の手段を考える前に、誰を集めるのか、講習のゴールを何に置くのか、定員と日程をどうするのかを決めます。この3つが決まると、チラシに書く内容も、Webで伝える内容も決まります。

誰を集めるかを決める

冬期講習で集める相手は、大きく3つに分かれます。相手によって、伝える内容と手段が変わります。

集める相手伝えること主な手段
塾に通っていない新規の生徒講習で何ができるようになるか、塾の雰囲気チラシ、Googleビジネスプロフィール、ホームページ
在籍生(講習の追加受講)3学期と入試に向けて何をするか面談、案内文、LINEなどの連絡
在籍生の友人・兄弟一緒に参加できること、紹介の特典在籍生からの紹介、紹介カード

新規の生徒を集めるなら、学年を絞ると伝える内容がはっきりします。たとえば中学生なら、中3は入試直前の対策、中1・中2は2学期の復習と3学期の先取り、のように学年ごとに講習のねらいを分けます。

講習のゴールを入塾に置く

冬期講習は、講習そのものの売上よりも、講習後に入塾してもらうことを目的にすると、集客と運営の方針が決まりやすくなります。講習の受講料を抑える代わりに、講習中の指導と最後の面談に力を入れる、という考え方です。

入塾をゴールにするなら、講習に来た生徒の何割に入塾してほしいかを目標として決めておきます。目標があると、講習中の連絡や面談の準備の量を逆算できます。

定員と日程を決める

講師の人数と教室の座席から、受け入れられる人数を決めます。冬期講習は12月下旬から1月上旬に行う塾が多く、年末年始は休みにすることが一般的です。地域の中学校の冬休みの日程と、2学期の期末テストの日程を確認し、テストが終わってから冬休みまでの間に申し込みを受け付けられるようにします。

11〜12月の週単位スケジュール

冬期講習の集客は、10月末の準備から1月の入塾面談まで、およそ2か月半の動きになります。週ごとの作業を表にし、講師と分担しておきます。

冬期講習の集客を10月末から1月まで週単位で並べたスケジュール図
冬期講習の集客スケジュール(11〜12月)
時期やること主な手段
10月末まで昨年の講習の振り返り、対象と定員の決定社内
11月第1〜2週講習の内容・日程・料金の確定、チラシとWebの原稿作成、在籍生への先行案内案内文、面談
11月第3〜4週チラシ配布(1回目)、ホームページの講習ページ公開、Googleビジネスプロフィールへの投稿チラシ、Web
12月第1週チラシ配布(2回目)、在籍生の紹介の呼びかけ、問い合わせ対応チラシ、紹介
12月第2週申し込みの締め切り前の案内、未申込の在籍生への声かけWeb、連絡
12月第3週申し込み者との事前面談、講習の準備面談
12月下旬〜1月上旬講習の実施、保護者への途中報告講習、連絡
1月第2週講習の最終面談と入塾の案内面談

10月末までに振り返りと準備をする

昨年の冬期講習で、何人が申し込み、そのうち何人が入塾したか、どの手段で知って申し込んだかを確認します。記録がない場合は、今年から申込書に「何で知りましたか」の欄を設けます。振り返りをもとに、今年の対象の学年と定員を決めます。

11月前半に内容と料金を固める

講習の日程、時間割、学年ごとのねらい、料金を確定させます。チラシの入稿や印刷には時間がかかるので、この時期までに原稿を仕上げます。在籍生には、新規の募集より先に案内を出し、追加受講の希望を聞いておくと、新規に使える座席の数が分かります。

11月後半に外への告知を始める

チラシの1回目の配布、ホームページの講習ページの公開、Googleビジネスプロフィールへの投稿を、同じ週にそろえて行います。チラシを見た保護者がWebで調べたときに、同じ情報が載っている状態にしておくためです。

12月前半に告知を重ねて申し込みを受ける

中学校の期末テストが終わり、通知表の時期が近づくと、保護者が講習を探し始めます。チラシの2回目の配布と、在籍生への紹介の呼びかけをこの時期に行います。申し込みの締め切り日を決め、締め切りの数日前にWebと連絡で案内します。

12月後半から1月は講習と面談に集中する

申し込みが集まったら、講習前に短い事前面談をして、生徒の学年、学校、苦手な単元を聞いておきます。講習中は保護者への途中報告を入れ、最終日に入塾の面談を行います。

チラシで集める

チラシは、塾の近くに住む保護者に直接届く手段です。載せる項目、配る時期と方法、料金や特典の書き方の3つを押さえます。

載せる項目を絞る

チラシに載せる項目は、次のものに絞ると読まれやすくなります。

  • 対象の学年と、講習で何ができるようになるか
  • 日程と時間割、定員
  • 料金(教材費などを含めた総額)
  • 申し込みの方法と締め切り日
  • 塾の場所と連絡先、ホームページやGoogleマップで探せる塾名

講習で教える内容を細かく並べるより、「中2の2学期の数学を、3学期が始まる前に復習する」のように、何ができるようになるかを1文で書くほうが伝わります。

配る時期と方法を決める

チラシは、11月後半と12月前半の2回に分けて配ると、目に触れる回数が増えます。配り方には、新聞の折り込み、ポスティング、塾の前や駅での手渡しなどがあります。学校の前で配る場合は、学校や地域のルール、道路での配布についての決まりを事前に確認してください。

料金や特典は事実どおりに書く

「講習無料」「今だけ半額」などの書き方は、実際の条件と違うと問題になります。景品表示法では、価格などの取引条件について、実際よりも著しく有利だと誤認させる表示(有利誤認表示)が禁止されています。たとえば、実際にはその金額で提供したことがない「通常価格」と並べて割引額を大きく見せる書き方は避けます。無料や割引の対象になる条件(教材費は別、入塾が条件、など)は、チラシの同じ面に分かりやすく書きます。

出典:消費者庁「有利誤認とは」

Webで集める

チラシを見た保護者の多くは、塾の名前で検索してから申し込みを決めます。Googleビジネスプロフィールとホームページの講習ページを、チラシと同じ時期にそろえておきます。

Googleビジネスプロフィールに講習を載せる

Googleビジネスプロフィールでは、「最新情報」「特典」「イベント」の投稿を作成でき、Google検索とGoogleマップに表示されます。冬期講習は、日程を入れられる「イベント」の投稿にすると、期間が伝わりやすくなります。あわせて、写真、営業時間、年末年始の休みも更新しておきます。

出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する」

ホームページに講習のページを作る

ホームページには、冬期講習の専用ページを作ります。チラシと同じ内容に加えて、講習の1日の流れ、講師の紹介、よくある質問、申し込みのフォームを載せます。スマートフォンで見る保護者が多いので、電話番号を押せばそのまま電話できる形にしておきます。

在籍生の紹介で集める

在籍生からの紹介は、塾の雰囲気を知った状態で来てくれるため、入塾につながりやすい経路です。お願いする時期と方法、特典の扱いを決めておきます。

紹介をお願いする時期と方法

紹介のお願いは、在籍生への講習の案内と同じ時期か、12月第1週ごろに行います。口頭だけでなく、友人に渡せる紹介カードやLINEで送れる案内文を用意しておくと、生徒が誘いやすくなります。面談のときに保護者にもお願いすると、兄弟や近所の家庭への紹介につながります。

紹介特典は条件をはっきりさせる

紹介した生徒と紹介された生徒の両方に特典をつける塾もあります。特典をつける場合は、何をすれば特典がもらえるのか(講習の申し込みか、入塾か)、いつ渡すのかを書面ではっきりさせます。特典の内容が大きすぎると、紹介の目的が特典目当てになるので、学用品や講習料の一部割引など、塾の指導に関わるものにとどめるのが無難です。

講習から入塾につなげる

講習の集客がうまくいっても、入塾につながらなければ成果は半分です。講習の初日、講習中、最終日の3つの場面で、保護者との接点を設計します。

場面すること保護者に伝えること
講習の初日理解度の確認テスト、学習の目標の確認講習で取り組む単元と目標
講習の途中途中報告の連絡(1〜2回)できるようになったこと、残っている課題
講習の最終日確認テスト、入塾の面談講習の成果と、3学期以降の学習計画

講習の初日に目標を決める

初日に短い確認テストを行い、生徒と一緒に講習の目標を決めます。「1次関数の式を求める問題を解けるようにする」のように、単元と到達点を具体的にします。目標を保護者にも伝えておくと、最終日の面談で成果を説明しやすくなります。

講習中に途中報告を入れる

講習の途中で、保護者に1〜2回、短い報告を送ります。どの単元に取り組み、何ができるようになったかを伝えます。塾がきちんと見ていることが伝わると、最終日の面談の前に信頼が積み上がります。

最終日の面談で3学期以降の計画を示す

最終日には確認テストを行い、初日と比べてできるようになったことを伝えます。そのうえで、3学期の定期テストや入試に向けた学習計画を示し、入塾の案内をします。その場で決めてもらう必要はありません。案内を渡し、数日後に連絡する約束をしておきます。

入塾の契約をするときは、契約の期間と金額に注意します。学習塾は、期間が2か月を超え、入学金・受講料・教材費などの合計が5万円を超える契約が特定商取引法の「特定継続的役務提供」に当たり、契約前後の書面の交付やクーリング・オフの対象になります。

出典:消費者庁「特定商取引法ガイド 特定継続的役務提供」。最新の内容は公式でご確認ください。

講習の宿題と家庭学習を教材に任せる

冬期講習の期間は、講師の授業の準備と面談の準備が重なります。マナモンは、株式会社THREE D PLUSが運営する、LINEで使う中学生の学習アプリで、講習中の宿題や講習後の家庭学習に生徒が自分で使えます。

  • LINEで友だち追加するだけで使えるので、講習生にもその日から案内できます。アプリのインストールや端末の配布は要りません
  • 対象は中学数学の中1〜中3の全範囲で、2学期の復習や前の学年のやり直しにも使えます
  • 同じ単元でも数字が毎回変わる問題と、途中式を飛ばさない解説で、講習で学んだ解き方を家で確かめられます
  • 現役の塾講師が作問しています

生徒一人ひとりが自分のLINEで友だち追加して使う形なので、講習生に案内するときも、家庭学習の教材の一つとしてすすめる使い方になります。

よくある質問

冬期講習の集客はいつから始めればいいですか

講習の内容と料金は11月前半までに決め、外への告知は11月後半から始めるのが目安です。中学校の期末テストが終わる時期に、チラシとWebの情報がそろっている状態を目指します。

チラシは何回配ればいいですか

11月後半と12月前半の2回に分けると、目に触れる回数が増えます。配る地域と枚数は、昨年の申込書の「何で知りましたか」の記録や、塾に通う生徒の住所の分布から決めます。

冬期講習を無料にしても大丈夫ですか

無料にすること自体は問題ありませんが、教材費が別にかかる、入塾が条件になっているなどの条件は、同じ面に分かりやすく書いてください。条件を目立たない場所に書くと、実際よりも有利だと誤認させる表示になるおそれがあります。

在籍生の紹介を増やすにはどうすればいいですか

紹介カードやLINEで送れる案内文など、生徒が友人に渡しやすいものを用意します。面談で保護者にもお願いすると、兄弟や近所の家庭への紹介につながります。

講習に来た生徒が入塾しないのはなぜですか

講習の成果と、講習後に何をするかが保護者に伝わっていないことが多いです。初日に目標を決め、途中で報告し、最終日に成果と3学期以降の計画を示す流れを作ってください。

講習の後、入塾しなかった家庭にはどう連絡すればいいですか

最終面談で約束した日に1回連絡し、その後は春期講習や新学年の案内のときに改めて連絡します。何度も連絡すると負担に感じられるので、回数と時期を決めておきます。

塾・教室の方へ

マナモンは、LINEで動く中学数学の演習教材です。塾・教室での導入や、自塾の名前での提供(OEM)のご相談を受け付けています。しくみと導入までの流れをまとめた資料(4ページ)は、ご請求いただいた方にお送りしています。提供の形と料金は、お話を伺ってから個別にご案内します。

どちらもお問い合わせフォームから受け付けています。種類で「学校・塾・法人の方」を選び、お問い合わせ内容に「資料請求」または「相談」とお書きください。
メール:support@threedplus.co.jp(件名に「資料請求」とお書きください)
電話:050-8886-3060(平日 10:00〜18:00)
運営:株式会社THREE D PLUS

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