LINEで勉強できるアプリは中学生に合う?利点と注意点、家庭のルール

LINEで勉強できるアプリは中学生に合う?利点と注意点、家庭のルール

LINEで勉強できるアプリは、新しいアプリを入れずに始められるので、中学生にとって手軽な方法の1つです。ただし、友だちとのトークと同じ場所で勉強するため、通知やほかのトークに気がそれやすいという注意点もあります。

この記事では、まず国の調査で中学生のスマホとインターネットの使い方を確かめ、そのうえでLINEで勉強する利点と注意点、集中するための設定、家庭のルールの作り方、アプリを入れない学習サービスの選び方を順に紹介します。

目次

中学生のスマホの使い方を数字で見る

結論から言うと、中学生のほとんどがインターネットを使っていて、勉強にも使う子が約7割います。一方で、使う時間の多くは動画やゲームなどの娯楽です。こども家庭庁の「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」から、中学生に関係する数字をまとめます。

項目調査の結果
インターネットを利用している中学生99.2%
中学生の平均利用時間(平日1日・使っている機器の合計)約5時間24分
中学生の利用内容:コミュニケーション(メール・SNSなど)84.8%
中学生の利用内容:勉強・習い事69.0%
青少年全体の目的別の平均時間:勉強・学習・知育約1時間6分
青少年全体の目的別の平均時間:趣味・娯楽約3時間1分

出典:こども家庭庁「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(概要)」(令和8年3月) 概要1・概要7・概要10。青少年は満10歳から満17歳です。利用時間は、使っている機器ごとの時間を足したものです。

中学生の約7割がネットを勉強にも使っている

調査では、インターネットを使っている中学生のうち69.0%が「勉強・習い事」に使っていると答えています。スマホやタブレットで勉強すること自体は、もうめずらしいことではありません。

ただ、目的ごとの時間を見ると、青少年全体では趣味・娯楽が約3時間1分、勉強・学習・知育は約1時間6分です。スマホを開いたときに、勉強より娯楽に時間が流れやすいことは、数字からも読みとれます。

家庭のルールは、親と子で認識がずれやすい

同じ調査では、インターネットの使い方について「ルールを決めている」と答えた中学生は74.5%、中学生の保護者は81.9%でした。親は「決めている」と思っていても、子どもはそう受けとめていない家庭があることがわかります。

出典:こども家庭庁「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(概要)」 概要14

LINEで勉強を始めるときは、勉強のルールもあらためて言葉にして、子どもと確かめ合うよい機会になります。

LINEで勉強するとはどういうことか

LINEで勉強できるサービスの多くは、LINEの公式アカウントを友だち追加して使う形です。トーク画面のメニューやリンクから問題や解説のページを開くなど、使い方はサービスによって違います。

アプリを入れずにLINEの中で使う

LINEで使う学習サービスは、アプリストアから新しいアプリを入れずに使えるものが多くあります。ふだん使っているLINEの中から開くので、ログインのためのパスワードを別に決めなくてよいサービスもあります。

アプリ型・紙の教材との違い

どの方法にもよい点と気をつけたい点があります。一般的な特徴を比べると、次のようになります。

比べる点LINEで使う学習サービス専用の学習アプリ紙の問題集・ワーク
始めるまで友だち追加で始められるものが多いアプリを入れて登録する買ってすぐ使える
開く場所LINEの中専用のアプリ机の上
気がそれやすさほかのトークの通知が気になりやすいほかのアプリの通知は届くスマホを離せば気になりにくい
くり返しサービスによって問題を変えて練習できるサービスによる同じ問題を解き直す
書く練習ノートと組み合わせると身につくノートと組み合わせると身につくそのまま書ける

上の表は一般的な傾向で、サービスや教材によって異なります。

LINEで勉強する利点

LINEで勉強するいちばんの利点は、始めるまでの手間が少ないことです。最初の手間が小さいと、勉強を始めるハードルも下がります。

LINEで勉強する利点と注意点を左右に並べて比べた図
LINEで勉強する利点と注意点

始めるまでの手間が少ない

新しい教材を始めるとき、アプリを入れる、メールアドレスを登録する、パスワードを決める、といった準備でやる気がしぼんでしまうことがあります。LINEで使うサービスなら、友だち追加をするだけで始められるものもあり、「やってみよう」と思ったその日に1問目まで進めます。

いつも持っているスマホで、すきま時間に開ける

中学生のスマホには、すでにLINEが入っていることが多いと思います。部活のあとや、朝の出かける前の10分など、短い時間でも開きやすいのは利点です。問題集やノートを広げるほどの時間がない日でも、1問だけ解くことができます。

新しいアプリを入れずにすむ

アプリを増やさずにすむので、スマホの空き容量を気にしたり、ホーム画面のアプリを整理したりする手間が減ります。家族で決めたアプリしか入れないルールがある家庭でも、検討しやすい形です。

LINEで勉強するときの注意点

注意点は、LINEがふだん友だちと話す場所でもあることです。勉強の画面を開いたつもりが、気づいたらトークの返信をしていた、ということが起きやすくなります。

通知でほかのトークに気がそれる

勉強中にクラスのグループトークの通知が届くと、つい開きたくなります。1回開くと、返信して、スタンプを送って、と時間が過ぎていきます。勉強を始める前に、通知をどうするかを決めておくことが大切です。

勉強とおしゃべりの切り替えがむずかしい

LINEを開くたびに、トーク一覧が目に入ります。未読のマークがあると気になって、勉強に戻るまでに時間がかかります。勉強の時間とトークの時間をはっきり分ける工夫が要ります。

年齢確認をしていないとID検索が使えないことがある

LINEでは青少年を守るため、年齢確認をしていない人はID検索を使えないことがあります。学習サービスの公式アカウントをIDで探せないときは、サービスの公式サイトの友だち追加ボタンやQRコードから追加します。

出典:LINEみんなの使い方ガイド「ID検索から友だちを追加する」

学習の記録がLINEアカウントにひもづくことがある

LINEで使うサービスでは、学習の記録や契約が、ログインに使ったLINEアカウントにひもづくことがあります。スマホを変えるときや、LINEアカウントを作り直すときに、記録が引き継げるかどうかを、使う前にサービスの説明で確かめておきましょう。

集中するための設定と工夫

LINEで勉強するときは、勉強の前に通知を止め、終わったら戻す、という流れを決めておくと集中しやすくなります。

LINEで勉強するときの、始める前・勉強中・終わったあとにやることを順に示した図
勉強10分の前と後にやること

勉強中はトークごとに通知をオフにする

LINEでは、トークルームごとに通知のオン・オフを設定できます。勉強中に気になりやすいグループトークの通知だけを切る、といった使い方ができます。スマホ本体にも、通知をまとめて止める機能があることが多いので、機種に合わせて使ってみてください。

出典:LINEみんなの使い方ガイド「トークルームごとに通知を設定する」

勉強の前と後に「切り替えの合図」を決める

「ノートを開いてからLINEを開く」「タイマーを10分にセットする」「終わったらスマホを充電の場所に置く」など、勉強の始まりと終わりの合図を決めておくと、だらだら続けにくくなります。トークの返信は、勉強が終わってからまとめて行う、と決めておくのもよい方法です。

家庭のルールの作り方

ルールは、時間・場所・通知・終わったあとの4つを決めると、具体的で守りやすくなります。決めたルールは紙に書いて、見える場所に貼っておきます。

LINEで勉強するときの家庭のルールの例を、時間・場所・通知・終わったあとの4つに分けて示した図
家庭のルールの例(説明用の一例)
決めることルールの例部活がある日の例
時間夕食のあと19時30分から20分帰宅して夕食のあと10分
場所リビングのテーブルで使う同じ。自分の部屋には持ちこまない
通知勉強中はグループトークの通知をオフ同じ
終わったあとスマホを充電の場所に置く疲れた日は1問だけでよい
守れなかったとき次の日に、どうすれば守れるか話し合う時間を短くして続ける

上の表は、ルールを考えるための一例です。家庭の生活リズムに合わせて変えてください。

ルールは子どもと一緒に決める

親が一方的に決めたルールより、子どもが自分で考えて決めたルールのほうが守りやすくなります。「何時からなら集中できそう?」「通知はどれを切る?」と、子どもに聞きながら決めてみてください。

中1は、勉強とトークの時間を分ける練習から始めます。中2は部活が忙しくなるので、疲れた日の最低ラインを決めておきます。中3は勉強時間が増えるので、1回の時間を区切り、休けいのあいだもLINEを開かないなど、休み方まで決めておくと安心です。

1か月たったら見直す

ルールは一度決めて終わりではありません。1か月ほどたったら、守れているか、勉強の量は足りているかを家族で話し、必要なら時間や場所を変えます。うまくいっている点は、言葉にしてほめてあげてください。勉強を続けるための声かけは、中学生のやる気を引き出す方法でも紹介しています。

アプリを入れない学習サービスの選び方

LINEで使う学習サービスをえらぶときは、内容だけでなく、料金の払い方や解約の方法、記録の扱いまで確かめておくと安心です。

確かめること見るポイント
対象の学年・教科子どもの学年と、勉強したい教科・単元が入っているか
解説のわかりやすさ答えだけでなく、途中の考え方まで説明があるか
くり返しの練習同じ問題のくり返しだけでなく、形を変えて練習できるか
書く練習との組み合わせノートに式や答えを書く使い方ができるか
料金と払い方月払いかまとめ払いか、自動更新か、無料で試せる期間があるか
解約の方法どこから、いつまでに手続きすればよいか
記録の引き継ぎ機種変更のときに、学習の記録や契約がどうなるか
運営会社運営会社の名前や連絡先が公式サイトに書かれているか

無料で試せる期間があるサービスなら、その間に子どもが実際に使い、続けられそうかを確かめてから決めると、合わなかったときの負担を減らせます。

LINEで使える学習アプリの一例:マナモン

LINEで数学を練習したい中学生には、マナモンという方法もあります。マナモンは、LINEで友だち追加すると自動でログインされる中学生の学習アプリで、アプリのダウンロードも会員登録も要りません。運営は株式会社THREE D PLUSです。

  • 中1〜中3の中学数学の全範囲を解き放題で、苦手な単元へのさかのぼりも先取りもできます
  • 同じ単元でも数字が毎回変わる問題で、答えを覚えるのではなく、考え方が身についたかを確かめます
  • 答えはアプリに入力せず、ノートで解いて、◎△で自分でチェックします。紙に書く練習と組み合わさる形です
  • 途中式を飛ばさず、やさしい言葉で1ステップずつ解説します

料金は月額888円(税込)の表示で、お支払いは6か月分5,328円(税込)をまとめて行い、6か月ごとに自動で更新されます。登録日から30日間は無料で試せます。使い方はマナモンとはの記事や、マナモンのトップページで確かめられます。

よくある質問

LINEで勉強すると、スマホを使う時間が増えすぎませんか

使い方しだいです。勉強の時間を「夕食のあと20分」のように区切り、終わったらスマホを決まった場所に置く、といったルールを決めておくと、勉強をきっかけに使う時間が増えるのを防ぎやすくなります。

勉強中にLINEの通知が気になります

LINEでは、トークルームごとに通知をオフにできます。勉強中だけグループトークの通知を切り、終わったら戻す、という使い方がおすすめです。スマホ本体の通知を止める機能も合わせて使えます。

LINEで勉強するのと、専用のアプリで勉強するのは、どちらがいいですか

どちらにもよい点があります。始めやすさを重視するならLINEで使うサービス、ほかのトークと切り離したいなら専用のアプリ、という考え方もあります。無料で試せるものは、実際に使って子どもに合うほうをえらぶとよいでしょう。

子どもがLINEのID検索を使えません

LINEでは、年齢確認をしていない人はID検索を使えないことがあります。学習サービスの公式サイトにある友だち追加ボタンや、QRコードから追加してください。

スマホを持っていない中学生はどうすればいいですか

LINEで使うサービスは、LINEが使えるスマホなどが必要です。スマホがない場合は、保護者のスマホを決まった時間だけ貸す、紙の問題集や学校のワークを中心にする、といった方法があります。

LINEで勉強するとき、ノートは必要ですか

サービスによりますが、数学のように式を書く教科は、ノートに途中式を書きながら解くのがおすすめです。テストは紙に書いて解くので、画面を見るだけで終わらせず、手を動かす練習を組み合わせると力がつきやすくなります。

マナモンを30日間、無料でためす

マナモンは、LINEで使う中学生の学習アプリです。中学数学の中1〜中3の全範囲を、数字が毎回変わる問題と、途中式を飛ばさない解説でくり返し練習できます。アプリのダウンロードや会員登録は不要で、LINEで友だち追加すればすぐに始められます。最初の30日間は無料です。

LINE ID:@072mbxze / 料金や対象範囲はマナモンのトップページをご覧ください。運営:株式会社THREE D PLUS

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