中学数学の復習は、やみくもに問題を解いても抜けが埋まりません。「どの単元が抜けているか」を先に見つけて、そこだけを繰り返すのが最短です。このページでは復習の進め方を学年別に整理したうえで、復習用の練習プリントを全21枚・207問無料で配布しています。会員登録は必要ありません。
復習は「抜けを見つける」ことから始める

数学は積み上げの教科なので、つまずきの原因が前の学年にあることがよくあります。中2の一次関数が分からない生徒の多くは、中1の比例・反比例でつまずいています。中3の二次方程式が解けない場合、中1の一次方程式か中3の因数分解のどちらかが原因です。いま解けない単元だけを繰り返しても解決しないのは、原因が別の場所にあるからです。
抜けを見つける方法はひとつで、前の学年の単元を実際に解いてみることです。下の対応表で、いま苦手な単元の「土台になる単元」をたどってください。
| いま苦手な単元 | 土台になっている単元 | 先に解き直す章 |
|---|---|---|
| 一次関数(中2) | 比例と反比例(中1) | 中1 比例と反比例 → 中2 一次関数 |
| 連立方程式(中2) | 一次方程式(中1) | 中1 方程式 → 中2 連立方程式 |
| 式の計算(中2) | 文字と式(中1) | 中1 文字と式 → 中2 式の計算 |
| 二次方程式(中3) | 方程式・因数分解 | 中1 方程式 → 中3 式の展開と因数分解 |
| 関数 y = ax²(中3) | 一次関数(中2) | 中2 一次関数 → 中3 関数 y = ax² |
| 相似・三平方(中3) | 平面図形(中1)・平行と合同(中2) | 中1 平面図形 → 中2 平行と合同 → 中3 相似 |
| 確率(中2) | 場合の数の数え方 | 中2 確率とデータの活用 |
土台の章を解いて9割以上できるなら、原因はそこではありません。半分以下しかできないなら、そこが抜けです。まずその章を埋めてから先に進んでください。
復習用プリント(全21枚・207問)
中学1年から3年までの全21章を、章ごとに1枚のプリントにしました。1枚目が問題、2枚目以降が解答と解説です。解説は答えだけでなく途中の手順まで載せているので、まちがえた問題をひとりで直せます。
中学1年生の復習プリント(7枚・74問)
| 章 | 問題数 | ダウンロード |
|---|---|---|
| 正負の数 | 13問 | PDFをダウンロード |
| 文字と式 | 11問 | PDFをダウンロード |
| 方程式 | 12問 | PDFをダウンロード |
| 比例と反比例 | 11問 | PDFをダウンロード |
| 平面図形 | 9問 | PDFをダウンロード |
| 空間図形 | 9問 | PDFをダウンロード |
| データの活用 | 9問 | PDFをダウンロード |
中学2年生の復習プリント(6枚・60問)
| 章 | 問題数 | ダウンロード |
|---|---|---|
| 式の計算 | 11問 | PDFをダウンロード |
| 連立方程式 | 12問 | PDFをダウンロード |
| 一次関数 | 14問 | PDFをダウンロード |
| 平行と合同 | 8問 | PDFをダウンロード |
| 三角形と四角形 | 6問 | PDFをダウンロード |
| 確率とデータの活用 | 9問 | PDFをダウンロード |
中学3年生の復習プリント(8枚・73問)
| 章 | 問題数 | ダウンロード |
|---|---|---|
| 式の展開と因数分解 | 12問 | PDFをダウンロード |
| 平方根 | 11問 | PDFをダウンロード |
| 二次方程式 | 11問 | PDFをダウンロード |
| 関数 y = ax² | 6問 | PDFをダウンロード |
| 相似 | 10問 | PDFをダウンロード |
| 円 | 9問 | PDFをダウンロード |
| 三平方の定理 | 10問 | PDFをダウンロード |
| 総まとめ(入試対策) | 4問 | PDFをダウンロード |
目的別・復習の進め方
3年分をまとめて復習したい(入試前)
中1から順に21枚を通して解きます。1日1枚なら3週間で1周できます。大事なのは、この1周目で点数を気にしないことです。1周目の目的は「どこが抜けているか」を洗い出すことで、正答率が5割を切った章をリストにしていきます。2周目はそのリストの章だけを解き直します。たいてい21章のうち5〜8章に集中するので、2周目は1週間で終わります。
学年の総復習をしたい(学年末・春休み)
その学年の章だけを順に解きます。中1なら7枚、中2なら6枚、中3なら8枚です。1日1枚で1週間強、まちがえた章の解き直しを入れても2週間で終わります。春休みに次の学年の予習をする前に、この総復習を済ませておくと、新しい単元に入ったときの理解が変わります。
定期テスト前に範囲だけ復習したい
テスト範囲の章を2〜3枚選び、時間を計って解きます。目安は1枚25分です。プリントには点数欄があるので、日付と点数を書いておいてください。2回目に解いたときの伸びが見えて、まだ弱い単元がはっきりします。
大人が学び直したい・高校生が中学範囲を戻りたい
学び直しの場合、中1の「正負の数」「文字と式」から始めるのが確実です。計算のルールを思い出してから方程式・関数に進むと、途中でつまずきません。高校数学のために戻るなら、中3の「式の展開と因数分解」「平方根」「二次方程式」の3枚が直接つながるので、そこだけを先に解いても効果があります。
計算ミスが減らないときの復習法
復習していて「解き方は分かるのに答えが合わない」場合、原因は理解ではなく計算の処理にあります。この場合は単元を戻るのではなく、計算だけを取り出して繰り返すのが有効です。
| ミスの型 | よくある原因 | 繰り返す章 |
|---|---|---|
| 符号のミス | ひき算をたし算に直す手順が身についていない | 中1 正負の数 |
| 分配法則のミス | かっこの前がマイナスのときに符号を変え忘れる | 中1 文字と式 / 中2 式の計算 |
| 移項のミス | 移項したのに符号を変えていない | 中1 方程式 / 中2 連立方程式 |
| 約分・通分のミス | 分数のまま計算する手順が固まっていない | 中1 正負の数 / 中3 平方根 |
| 展開のミス | 乗法公式を使わず1つずつ展開して途中で落とす | 中3 式の展開と因数分解 |
同じ章を3回繰り返すと処理が速くなります。ただし日を空けてください。続けて3回解くと、答えを覚えているだけで解けてしまいます。
復習の効果を決めるのは「翌日」

復習プリントを解いたあと、多くの人が答え合わせで終わりにします。これでは解いた記録が残るだけで、力にはなりません。効果を決めるのは、まちがえた問題を翌日にもう一度解けるかどうかです。
| タイミング | やること | ねらい |
|---|---|---|
| 解いた直後 | 丸付けをして、まちがえた問題に★をつける | なぜその式にしたかを覚えているうちに見直す |
| 同じ日のうち | 解説の手順を読み、自分の手で書き直す | 答えを写すのではなく、手順をなぞる |
| 翌日 | ★の問題だけをもう一度解く | 見ずに解けるかを確かめる |
| 1週間後 | まだ★が残っている問題を解く | 定着したかを最終確認する |
翌日に自力で解けて初めて、その問題は身についたと考えてください。「解説を読んで分かった」と「何も見ずに解けた」の間には大きな差があります。
学年別・復習で必ず押さえておく単元
21章すべてを同じ重さで復習する必要はありません。入試や次の学年に直結する単元と、そうでない単元があります。時間が足りないときは、次の単元を優先してください。
中学1年で押さえる単元
優先度が高いのは「正負の数」「文字と式」「方程式」の3つです。この3つは中2以降のすべての計算の土台になります。特に正負の数の符号処理は、中3の因数分解や平方根まで一貫して使い続けるので、ここが不安定なままだと上の学年で必ず詰まります。「比例と反比例」は中2の一次関数、中3の関数 y = ax² へ直結します。図形は中1の段階では用語と作図が中心なので、優先度は計算より下がります。
中学2年で押さえる単元
最優先は「一次関数」です。入試での出題量が多く、中3の関数にもそのまま乗ります。グラフから式を読み取る、式からグラフを描く、この往復ができるかを確認してください。「式の計算」は中3の展開・因数分解の前提で、「連立方程式」は文章題の型を覚えれば得点源になります。「平行と合同」は証明の書き方を身につける単元で、ここでの書き方が中3の相似の証明にそのまま使われます。
中学3年で押さえる単元
「式の展開と因数分解」「平方根」「二次方程式」の3つは、この順で積み上がります。因数分解ができないと二次方程式が解けないので、必ずこの順に復習してください。図形では「相似」と「三平方の定理」が入試の頻出で、この2つは中1の平面図形・中2の合同を土台にしています。仕上げには「総まとめ(入試対策)」を使ってください。複数の単元が混ざった形式なので、実際の入試に近い形で確認できます。
復習スケジュールの例
入試までに3年分を仕上げる場合の、6週間の進め方です。
| 週 | やること | 1日の目安 |
|---|---|---|
| 1〜3週目 | 中1〜中3の21枚を1日1枚ずつ通して解く(1周目) | 25分 |
| 4週目 | 正答率5割未満だった章だけを解き直す(2周目) | 25分 |
| 5週目 | まだ★が残る問題を集めて解く | 20分 |
| 6週目 | 中3「総まとめ(入試対策)」で仕上げる | 30分 |
よくある質問(FAQ)
Q: 復習プリントは無料ですか?会員登録は必要ですか?
A: 無料です。会員登録もメールアドレスの入力も要りません。リンクをクリックするとPDFが開くので、そのまま印刷または保存してください。
Q: 1日にどれくらい復習すればいいですか?
A: 1日1枚・25分を目安にしてください。復習は量より頻度が効きます。週末にまとめて5枚解くより、平日に1枚ずつ解くほうが定着します。
Q: どの学年から復習を始めればいいですか?
A: いま苦手な単元の「土台になっている単元」からです。このページの対応表でたどれます。分からない場合は中1の正負の数から順に解いて、正答率が落ちる章を探してください。
Q: 答えは合っているのに解き方が解説と違います
A: 答えが合っていれば正解です。ただし解説の手順にも目を通してください。別解のほうが速い場合があり、解き方の引き出しが増えると応用問題で有利になります。
Q: 学校のワークと復習プリントはどちらを優先すべきですか?
A: 定期テスト前は学校のワークを優先してください。このプリントは、ワークで解けなかった単元の演習量を足す用途と、学年をまたいだ復習に向いています。
まとめ|抜けを見つけて、そこだけを繰り返す
復習で結果が出ないときは、やり方ではなく順番に原因があります。いま解けない単元を繰り返すのではなく、その土台になっている単元まで戻って埋める。これが遠回りに見えて最短です。
このページでは中1から中3までの復習プリントを21枚・207問配布しています。まずは苦手な単元の土台にあたる1枚を解いて、いまどこに抜けがあるかを確かめてください。
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