学研の「中学をひとつひとつわかりやすく」シリーズは、中学数学をはじめ英語・理科・社会・国語など全教科に展開している大人気の参考書シリーズです。この記事では数学に特化して、中1〜中3の各学年版の内容・特徴・効果的な使い方・学習スケジュールを徹底的に解説します。
参考書・問題集の全体像
中学数学の参考書おすすめ10選|目的別・レベル別に塾講師が厳選 で全体像を確認できます。
「ひとつひとつわかりやすく」シリーズとは

「ひとつひとつわかりやすく」は学研プラスが出版する参考書シリーズで、中学・高校・大学受験まで展開しています。コンセプトは「難しくない・分かる・続けられる」です。中学数学シリーズは中1・中2・中3の3冊構成で、各学年の教科書内容を基礎から丁寧に解説しています。
| 学年 | 主な内容 | 目安ページ数 |
|---|---|---|
| 中学1年 | 正負の数・文字式・方程式・比例・図形・統計 | 約160ページ |
| 中学2年 | 連立方程式・一次関数・三角形・四角形・確率 | 約170ページ |
| 中学3年 | 二次方程式・二次関数・相似・三平方・標本調査 | 約180ページ |
シリーズの3つの特徴
特徴①:見開き完結の分かりやすい構成
1単元が見開き2ページで完結します。左ページに解説・イラスト・例題、右ページに練習問題という固定レイアウトで、何度使っても迷いません。「次は何をすればいいか分からない」というストレスがなく、自動的に前進できる設計です。
特徴②:書き込み式で手を動かして覚えられる
右ページの練習問題は書き込み式(空欄補充型)のため、読むだけでなく実際に手を動かして覚えられます。「読んで分かった気になる→実際には解けない」というよくある失敗を防ぐ設計です。空欄に答えを書き込むことで、能動的な学習が自然と促されます。
特徴③:1冊の分量が適切で挫折しにくい
各学年版が160〜180ページという適切な分量です。分量が多すぎず、1日1見開き(20〜30分)で進めると約2〜3ヶ月で1冊完成します。「やり切った」という達成感が得られる分量設計が、次の参考書・次の学年への意欲につながります。
学年別おすすめ学習スケジュール

中1・中2:授業と並行して使う場合
- 授業前日に予習:次の授業の単元を「ひとつひとつ」で先読み(15分)
- 授業後に確認:授業で習った単元の右ページ練習問題を解く(15分)
- 定期テスト2週間前:テスト範囲の単元を全て見直し・練習問題を再度解く
中3:受験対策として使う場合
- 4〜6月:中1「ひとつひとつ」で中1内容を総復習。苦手単元を特定
- 6〜8月:中2「ひとつひとつ」で中2内容を総復習。関数・確率を重点的に
- 9月:中3「ひとつひとつ」で中3内容を先取り・整理
- 10月以降:「チャート式」や過去問演習に移行
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「ひとつひとつ」と他の参考書の組み合わせ方
| 次に使う参考書 | 対象 | 移行タイミング |
|---|---|---|
| チャート式中学数学 | 定期テスト80点以上・標準レベルへ | 「ひとつひとつ」1冊完成後 |
| くわしい数学(文英堂) | 授業内容をさらに深く理解したい | 「ひとつひとつ」と並行またはその後 |
| やさしくまるごと中学数学 | 中3で全体総復習したい | 中3の夏休み前後 |
よくある質問(FAQ)
Q: 「ひとつひとつ」は2周目に使えますか?
A: 書き込み式のため、1周目に書き込んでしまうと2周目が使いにくいです。2周目以降は別のノートや裏紙に答えを書く方法を推奨します。または、1周目は鉛筆で書き込み、消せるようにしておく方法もあります。「1周で完璧にする」ことを目指すより、間違えた問題のみ2周目に取り組む方が効率的です。
Q: 「ひとつひとつ」は中3の入試対策に使えますか?
A: 中3夏までの基礎固めには使えますが、入試本番レベルの問題演習には不足します。「ひとつひとつ」で基礎を固めた後は、チャート式や過去問演習に移行することが必要です。入試本番は発展・応用問題が出るため、「ひとつひとつ」だけで受験対策を完結させることはできません。
Q: 「ひとつひとつ」はどこで購入できますか?
A: 全国の書店、Amazon・楽天などのネット通販、学研のオフィシャルサイトで購入できます。書店では学参コーナー・中学参考書コーナーに置かれています。中1・中2・中3それぞれ個別の商品のため、必要な学年版を選んで購入してください。
まとめ|学研「ひとつひとつ」は中学数学基礎固めの定番シリーズ
学研「中学数学をひとつひとつわかりやすく」シリーズは、見開き完結・書き込み式・適切な分量の3つの特徴が合わさった、中学数学基礎固めの定番参考書です。中1〜中3の各学年版を、授業と並行して・または受験の総復習として使うことで、着実に基礎力が身につきます。「ひとつひとつ」で基礎を固めてから、チャート式などの問題演習量が多い参考書に移行するルートが最も成果につながります。
「ひとつひとつ」で理解した単元は、別の問題で解けるかを確かめると定着します。マナモン(LINEで使う中学生の学習アプリ)なら、同じ単元の問題を毎回ちがう数字で解けるので、参考書の復習にも使えます。

