中学数学の問題が解けるアプリ・サイトおすすめ5選|無料サービスとプリントの使い分け方

中学数学の問題が解けるアプリ・サイトおすすめ5選|無料サービスとプリントの使い分け方

中学数学の練習は、問題集を買わなくてもスマホのアプリや無料の学習サイト、ダウンロードできるプリントでかなりの部分をまかなえるようになりました。この記事では、アプリ・Webサイト・プリントの向き不向き、おすすめのサービス5つの特徴、選ぶときのチェック項目、そして1日の具体的な使い方の例までをまとめて紹介します。どれを使えばいいか迷っている中学生と保護者の方は、この1本で組み合わせ方まで決められます。

目次

アプリ・Webサイト・プリントの違いと使い分け

「数学の問題が解けるもの」と一口にいっても、スマホのアプリ、パソコンやタブレットで開くWebサイト、印刷して使うプリントでは得意な場面がちがいます。まずは3つの特徴を表で比べてみましょう。

比べるポイントアプリWebサイトプリント(紙)
向いている場面通学前・休み時間などの短いすき間時間机に向かって腰をすえて学ぶときテスト前のまとめ練習、時間を計った演習
得意なことすぐに正解か分かる、学習記録が残る解説動画を大きな画面で見られる、単元を選びやすい途中式を書きこめる、本番に近い形で練習できる
苦手なこと途中式が書きにくい、通知で気が散りやすいパソコンの前にいないと使いにくい丸つけを自分でする必要がある、記録が残りにくい
途中式の書きやすさノートを別に用意すれば書けるノートを別に用意すれば書けるそのまま書ける
おすすめの役割毎日の「少しだけ練習」と記録わからない単元の理解仕上げとテスト形式の確認

大切なのは、どれか1つに決めることではなく役割を分けることです。たとえば「わからない単元はWebサイトの動画で理解する」「毎日の練習はアプリで少しずつ」「テスト前はプリントで時間を計って解く」という組み合わせにすると、それぞれの弱点を別のものが補ってくれます。

印刷して使える無料プリントは、学年別・単元別に中学数学プリントまとめ|学年別・単元別に使える無料教材ガイドで探せます。

アプリ・サイトで学ぶメリットと注意点

メリット:すき間時間に練習でき、すぐに答え合わせができる

  • すき間時間に学習できる:通学の前や休み時間など、5〜10分の短い時間でも問題を解けます
  • その場で正解か分かる:解き終わるとすぐに答えや解説が表示されるので、間違えたまま覚えてしまうことを防げます
  • 学習記録が残る:どの単元を何問解いたか、どこで間違えやすいかを後から振り返れます
  • 続ける仕組みがある:記録やバッジなど、毎日続けたくなる工夫があるサービスもあります

注意点:途中式と集中力が弱点になりやすい

  • 途中式が書きにくい:数学は途中式を書く力が点数に直結します。画面だけで解くと、計算の流れを書く練習が不足します
  • 集中が途切れやすい:スマホには通知や他のアプリがあり、気づくと別のことをしていた、ということが起こりがちです
  • 解説の深さに差がある:答えだけ、または短い解説だけのものは「なぜそうなるか」が分からないまま進んでしまいます

この注意点は、使い方の工夫でかなり減らせます。後で紹介する「3つのルール」とセットで使ってください。

中学数学の問題が解けるアプリ・サイトおすすめ5選

ここでは、問題演習・理解・学習管理の役割ごとに使いやすいサービスを5つ紹介します。無料で使える範囲や提供内容は変わることがあるので、使い始める前に各公式サイトで最新の情報を確認してください。

サービス主な形式できること主な役割
Khan AcademyWebサイト・アプリ単元別の練習問題、ヒント、解説動画、進捗の記録問題演習のメイン
eBoardWebサイト(スマホ可)映像授業と確認問題のセット理解と基礎練習
NHK for SchoolWebサイト単元別の解説動画「なぜそうなるか」の理解
Studyplusアプリ学習時間・量の記録、仲間の学習状況の確認学習管理と継続
マナモンLINE単元を選んで問題を解き、答えと解説を確認スマホでの毎日の練習

Khan Academy(カーン・アカデミー):問題演習のメインに

Khan Academyは、中学数学の内容を単元別に整理した学習サービスで、Webサイトのほかアプリ版もあります。単元ごとに練習問題があり、解けないときはヒントを見られ、間違えると解説が表示されます。どの単元をどこまで進めたかが記録されるので、苦手な単元が見つけやすいのも特徴です。単元の中で問題がやさしいものから順に並んでいるため、「問題集の代わり」として使いやすいサービスです。日本語で使える範囲や無料で使える内容は、公式サイトで最新情報を確認してください。

eBoard(イーボード):映像授業を見てから解きたい人に

eBoardは、単元ごとの映像授業と確認問題がセットになった学習サービスで、スマホからも使えます。授業を見た直後に問題を解く流れになっているので、「解き方以前に、そもそも何をしているのか分からない」という単元の理解に向いています。基礎の問題集の代わりとしても使えます。無料で使える範囲は公式サイトで最新情報を確認してください。

NHK for School(数学):教科書を読んでも分からないときに

NHK for Schoolは、単元別の解説動画を見られるサービスです。映像で「なぜそうなるか」を目で見て理解できるのが強みです。問題をたくさん解くためのサービスではないので、ほかのサービスやプリントで練習する前の「理解の補助」として使うのがおすすめです。

Studyplus(スタディプラス):続けるための記録係に

Studyplusは、問題を解くアプリではなく学習記録アプリです。使っている問題集やサービスごとに、勉強した時間や量を記録できます。ほかの利用者をフォローして学習の様子を見る機能もあり、「今日もやろう」という気持ちを保ちやすくなります。ここで紹介したほかのサービスと組み合わせて使いましょう。

マナモン:LINEで単元を選んで練習したい人に

マナモンは、LINEで使う中学生向けの学習アプリです。中学の全範囲を単元ごとに練習でき、単元を選んで問題を解いたら、答えと解説(途中の考え方の手順)をその場で確認できます。新しいアプリを入れずにLINEから始められるので、スマホでの毎日の練習に取り入れやすい選択肢の1つです。使い方の流れはマナモンの使い方|友だち追加から1単元を終えるまでの手順と場面別の使い方で紹介しています。

選ぶときのチェック項目

サービスを選ぶときは、知名度よりも「自分の目的に合っているか」で判断しましょう。次の表を使って、気になるサービスを1つずつ確かめてみてください。

チェック項目確かめ方こんな人は特に重視
解き方の理由まで解説があるかわざと1問間違えて、どんな解説が出るか見る独学で進める人
単元を選んで練習できるか苦手な単元(例:一次関数)だけを選べるか試す苦手がはっきりしている人
易しい問題から順に練習できるか同じ単元の最初と最後の問題を見比べる基礎から積み上げたい人
学習記録が残るか数問解いた後、記録画面を開いてみる続けるのが苦手な人
無料で使える範囲公式サイトで最新情報を確認するまず無料で試したい家庭
自分の端末で使いやすいかスマホ・パソコンの両方で数日試す使う場所が決まっている人

すべてに丸がつくサービスはなかなかありません。足りない項目は別のサービスで補うと考えると、選ぶのが楽になります。たとえば学習記録がないサービスを使うなら、Studyplusで記録を補う、という具合です。

目的別の組み合わせ方

授業の内容そのものが分からない単元がある

まずNHK for SchoolかeBoardの動画で、その単元が「何をしているのか」をつかみます。そのあとeBoardの確認問題やKhan Academyのやさしい問題で、解き方を手で確かめましょう。いきなり問題をたくさん解くより、理解してから練習した方が結果的に早く進みます。

解き方は分かるが、練習量が足りない

Khan Academyやマナモンで、単元を選んで毎日少しずつ解くのが向いています。テスト前には無料プリントを印刷し、時間を計って解いて仕上げます。どの単元を練習すればよいか迷うときは中学数学の単元一覧まとめ|1〜3年の学習内容・順番・つながりを完全解説で、つまずいた単元の前に何を習ったかを確認すると戻る場所が分かります。

始めてもすぐやめてしまう

使うサービスを1つにしぼり、Studyplusで毎日の記録をつけましょう。「1日1単元」「1日5問」のように小さな目標にすると続けやすくなります。保護者の方は、記録画面を一緒に見て「今週はここまで進んだね」と声をかけるだけでも十分な後押しになります。

1日の使い方の例

ここでは、アプリ・サイト・プリントを組み合わせた1日の使い方の例を紹介します。時間は目安なので、部活や塾の予定に合わせて調整してください。

部活がある平日の例(合計30分ほど)

時間帯使うものやること目安
朝、家を出る前アプリ(Khan Academyやマナモンなど)前日に間違えた問題を1〜2問、ノートに解き直す5分
帰宅後Webサイト(eBoardやNHK for School)今日学校で習った単元の動画を見て、分からなかった所を確認する10分
夜、机でアプリかサイトの練習問題+ノート同じ単元の問題をノートに途中式を書いて解く15分
寝る前Studyplus今日やった単元と時間を記録する1分

休日の例(合計60分ほど)

  1. 今週間違えた問題をまとめて解き直す(15分)
  2. 今週習った単元の無料プリントを印刷し、時間を計って解く(25分)
  3. 丸つけをして、間違えた問題の解説を読む(10分)
  4. まだ不安な単元をアプリで追加練習する(10分)

定期テスト2週間前からの例

テスト範囲の単元をすべて書き出し、1日1〜2単元ずつアプリやサイトで練習します。テスト1週間前からは、範囲全体のプリントを時間を計って解き、間違えた単元だけをアプリで集中して練習します。最後の2〜3日は、新しい問題に手を広げずに解き直しに使いましょう。

アプリ・サイト学習を身につけるための3つのルール

  1. 必ずノートと鉛筆を一緒に使う:画面で問題を見たら、ノートに途中式を書いて解いてから答えを入れます。頭の中だけで解く習慣は、テストで途中式を書く場面で困ります
  2. 1回20〜30分で区切る:長くスマホを見続けると集中が落ちます。短く集中する時間を何回かに分けた方が効果的です。通知は勉強中だけ切っておきましょう
  3. 間違えた問題は翌日に手書きで解き直す:その日のうちに解き直すと、答えを覚えているだけで解けてしまいます。1日あけて、何も見ずに解けるかを確かめます

よくある質問

無料のアプリやサイトだけで高校入試の対策はできますか?

基礎から標準レベルの練習は、無料のサービスでも十分に対応できます。一方で、応用問題や志望校の出題傾向に合わせた対策には、市販の問題集や過去問集があると安心です。「普段はアプリ・サイトで基礎を固め、受験期は問題集で応用」と時期で分けるのがおすすめです。問題集の選び方は中学数学の問題集おすすめ7選|レベル・目的別の選び方と使い方を参考にしてください。

いくつものアプリ・サイトを同時に使っても大丈夫ですか?

役割が重ならなければ大丈夫です。「理解はeBoard、練習はKhan Academy、記録はStudyplus」のように、役割ごとに1つずつ決めましょう。同じ役割のものを何個も使うと、どこまで進んだか分からなくなり、かえって効率が落ちます。

スマホを持たせると勉強より遊びが増えないか心配です

勉強する場所と時間を決めておくのが効果的です。たとえば「スマホでの勉強はリビングで、夜の30分だけ」と家庭のルールにして、その間は通知を切ります。紙のプリントやノートを中心にして、スマホは答え合わせと記録に使う、という分け方もあります。

中1の内容から分からない場合、どのサービスから始めればいいですか?

まずは正負の数など中1の最初の単元から、動画で理解できるeBoardやNHK for Schoolで始めるのがおすすめです。理解できたら、Khan Academyやマナモンで同じ単元を練習します。いまの学年の内容に急いで追いつこうとせず、1単元ずつ確実に進める方が近道です。

まとめ|アプリ・サイト・プリントは役割を分けて組み合わせる

中学数学の問題が解けるアプリやサイトは、すき間時間の練習と学習習慣づくりに役立ちます。わからない単元は動画のあるサイトで理解し、毎日の練習はアプリで、テスト前はプリントで仕上げる、というように役割を分けると、それぞれの弱点を補い合えます。どのサービスを使う場合も、ノートに途中式を書いて解き、間違えた問題を翌日に解き直す習慣が力の土台になります。

スマホでの毎日の練習には、LINEで単元を選んで解けるマナモンも使えます。印刷して使いたいときは、マナモンが配布している中1〜中3の全21章の無料練習プリント(解答解説つき)もあわせて活用してください。

中学数学の問題が解けるアプリ・サイトおすすめ5選|無料サービスとプリントの使い分け方
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